シオンのつわもの
    脚注

    シオンのつわもの

    ネルソン大管長:セミナリー聖歌隊の皆さんには,言葉では言い表せないほど,感謝で胸がいっぱいになっています。すばらしい歌をほんとうにありがとうございます。このカンファレンスセンターが,すばらしい末日聖徒の皆さんで埋め尽くされているのを見て,一つの大きな家族になったような気持ちでいます。何千もの方々が今晩ここに集っています。また,ほかの何千人という方々が,間接的な方法で参加してくださっていることに感謝しています。

    ネルソン姉妹とわたしは,今晩,皆さんとともにいられることを大変うれしく思っています。わたしたちは,末日聖徒イエス・キリスト教会の青少年の皆さんとともに過ごすことが大好きです。また,青少年とかかわる教師やご両親の皆さんにも感謝しています。

    皆さんがこの世界的な集会に備えるに当たり,日々モルモン書を読み,主が教えようとされていることを聞けるようにと祈ったときに経験した事柄を一人一人から聞くことができたら,どんなにいいでしょうか。

    そのような思いをもって歌ってくれたセミナリー聖歌隊の皆さんに改めて感謝しています。この「感謝を神に捧げん」という賛美歌は,わたしたちの思いを常に預言者ジョセフ・スミスへと向けてくれます。わたしたちはどれほどジョセフから恩を受けていることでしょう。ジョセフこそ,この最後の神権時代の預言者なのです。想像してみてください。皆さんのような年頃だったジョセフが,使徒ヤコブの言葉から霊感を受けました。「あなたがたのうち,知恵に不足している者があれば,その人は……神に,願い求めるがよい。」1

    この言葉に強く動かされた少年ジョセフは,近くの森に行くと,心の思いを神に注ぎ出しました。

    すると天が開き,御父と御子にまみえたジョセフは,自分の質問の答えをどこに求めればよいかを知ったのです。

    さてわたしは,10代のジョセフが行ったことを行うよう,皆さん一人一人にお願いします。祈りの中で,皆さんが抱えている疑問を,直接,天の御父に向けてください。イエス・キリストの御名により,導きを求めて御父に尋ねてください。皆さんは,まさに今の年齢で,個人的な啓示を受ける方法を自分で学ぶことができるのです。このこと以上に,皆さんの生活に大きな違いをもたらすものはありません。

    わたしはあなたに,隣りに座っている人ではなく,あなたに約束します。あなたがこの世界のどこにいようと,聖約の道のどこにいようと,たとえ今この瞬間,聖約の道の真ん中を歩んでいなかったとしても,わたしはあなたに約束します。もしあなたが,聖霊のささやきに耳を傾ける方法を学ぶという重大で霊的な技術を育むために,必要とされる霊的な務めを誠実に,かつ絶え間なく行うならば,人生で必要とされるすべての導きを受けるでしょう。あなたの疑問に対する答えが,主御自身の方法と時に応じて,与えられるでしょう。また,教会指導者や両親と相談することも忘れないでください。彼らも啓示を受ける助けをしてくれます。

    自分の人生が神によって導かれていることを理解するなら,様々なチャレンジに遭遇し,度々落胆することがあったとしても,喜びと平安を感じることでしょう。

    それでは,地上における最も大いなるチャレンジ,最も大いなる大義,最も大いなる業について,お話ししたいと思います。また,これに加わるよう皆さんにお勧めします。

    この重要なメッセージを理解する助けとなるように,ウェンディー・ネルソン姉妹にお話を頼んでいます。ネルソン姉妹,お願いします。

    ウェンディー・W・ネルソン姉妹わたしたちが愛し,信頼する兄弟姉妹の皆さん,まず初めに,夫とわたしが車でユタ州の丘陵地帯を走っていたときに見たものについて,お話ししたいと思います。

    それは美しい秋の日でした。わたしたちは,黄金色に染まった立派で,高く,天にまでまっすぐ届くように伸びる木々の間を楽しみながら進んでいました。

    そびえる木々

    やがて,ある木が目に留まりました。まるで自分を思わせるようなその木を見ると,わたしが集団の中でよく感じていたあの気持ちを思い出したのです。

    曲がった木の幹

    分かっていただけるでしょうか。だれもが自分よりも背が高く,真っすぐで,天国に達しているかのように感じる,そんな気持ちです。

    周りのみんなは何でも知っていました。服装も完璧で,常に正しいことを言い,問題などなく,完全に従順で,人生で一度も失敗などしたことがないように見えるのです。

    そして,そこにあなたやわたしがいます。

    愛する兄弟姉妹の皆さん,今こそ,自分と他人を比べるのをやめるときです。自分と他人に対する誤った見方を捨てるときです。実のところ,自分自身には思い悩むほど絶望的な欠陥があるわけでもないですし,ほかの人々は見た目ほど完全なわけではないのです。救い主イエス・キリストを除いては,完全な人などいません。

    唯一真に大切なのは,皆さんやわたしが決意したこと,また,前世で天の御父とこの地上で行うと聖約を交わしたことを,確実に行っていくことです。

    そこで質問ですが,あなたは何をするために生まれてきたのでしょうか。

    皆さんの前世での生活を10分間の動画にしてYouTubeで見ることができたら,どんなにいいでしょう。

    預言者ジョセフ・スミスは,5分間じっと天を見つめるならば,あるテーマについて一生かけて学ぶよりも多くのことが分かるだろう,と教えました。2そこで,前世での皆さんの生活を10分間じっと見つめることができたら,と想像してみましょう。

    主が賢明にも,そうした記憶を幕で覆い隠されたということは,わたしたちも承知しています。でも,地上に来る前の生活を10分間垣間見ることを許されたとしたら,それが自分の人生にどれほどの影響を及ぼすか,少しの間だけ,想像してみてください。

    もし自分が天の御父やイエス・キリストとともに住んでいたときを見ることができれば,もし自分が前世で行い,決意したことを,また指導者や教師を含め,ほかの人と約束したことを見ることができれば,そして,自分が真理に対する攻撃に雄々しく立ち向かい,イエス・キリストを勇ましく擁護するのを見ることができたら,現在の混乱や疑問,苦難,問題は何であれすべて消え去ると,わたしは信じています。すべてです!

    皆さんが地上で力になると告げた相手を思い出すことができたとしたら,または経験するであろう数々の苦難を耐え抜くことに同意したことを思い出すことができたとしたら,現在どれほどつらい状況にいたとしても,また今後,そのような状況に陥ったとしても,皆さんはきっとこのように言うでしょう。「ああ,今思い出しました。今,理解しました。このような困難な状況にいる理由が今は分かります。主の助けにより,乗り越えられます!」

    さて,ここでもう一つ,考えてほしいことがあります。わたしは,一人一人の霊が地上に来るときに,「地上で行うこと」と題する巻物を携えて来たと想像するのが好きです。

    その巻物に何が載っているかを考えてみましょう。イエス・キリストの福音を基に,巻物に書かれているであろう5つの事柄についてお話ししましょう。

    第1に,肉体を受けるために皆さんは地上にやって来ました。これはとても大事なことです。

    第2に,試しを受けるために皆さんは地上にやって来ました。

    ところで,試しの中にはしばしば,肉体の欲求や情熱をコントロールすることが含まれ,それらは時に制御できなくなる可能性があることに,気づいているでしょうか。もし現在,何かに依存してその悪影響に苦しんでいるのであれば,あるいはまだ悔い改めていない重大な罪があるのであれば,今日,ビショップに話すことで重荷を下ろすようお勧めします。ビショップは,皆さんを助けることのできる神権の鍵を持っています。

    地上で行う3番目のことは,皆さんが前世で行ったように,イエス・キリストに従い,主のために立ち上がることを選ぶことです。

    4番目は,毎日悔い改め,毎週聖餐にあずかることを選ぶことです。それにより,イエス・キリストの贖罪を通して霊的に癒され,強められ,能力を高められ,最終的に聖別されて昇栄することができるでしょう。

    さて,リストの5番目は,この世での使命を見いだして行うことです。愛する若い友人の皆さん,前世でわたしたち一人一人は,地上で達成するすばらしい使命を与えられました。

    わたしたちは,この世で使命を果たす機会が与えられていますが,それを強いられることはありません。だれからも強要されないのです。わたしたちには,自分の時間や力,才能,リソースをどのように使うかを選ぶ,選択の自由があります。わたしたちが何を行うかを選ぶことは,試しの一部なのです。

    選ぶのは皆さんであり,わたしです。地上でのすばらしい使命を果たすために,何があってもそれを行うことを,わたしたちは選ぶでしょうか。

    この質問について皆さんに考えてもらう一方で,地球の歴史上,比類ない時代であるこの特別な時代に,皆さんがこの地上にいる理由に話題を移しましょう。

    皆さんが今,地上にいるのはなぜでしょうか。

    なぜ1880年代でも,今から30年後でもないのでしょうか。

    わたしたちの生きるこの時代が歴史的な時代であることを,わたしが身に染みて学んだある経験を紹介しましょう。

    わたしたちはよく,末日に生きていることについて話をします。実際,わたしたちは「末日聖徒」です。でも,恐らく現代は,わたしたちが思っている以上に「末の」時代なのです。

    この真理がわたしにとって現実味を帯びるものとなったのは,2013年6月15日から始まる24時間の間に経験したことに起因します。夫とわたしはロシアのモスクワに滞在していました。

    ネルソン大管長がその地域の神権指導者と集会をしている間,わたしは100人ほどの姉妹たちと集まる特権が与えられました。わたしはロシアの姉妹を愛しています。実にすばらしい方々です。

    説教壇に上がったわたしは,思いもよらなかった言葉を口にしていました。こう言ったのです。「血統を通して皆さんのことを知ることができたらと思います。皆さんの祝福師の祝福の中で宣言されている血統を表すイスラエルの部族名が呼ばれたら,立っていただけますか。」

    「ベニヤミン。」2,3人の姉妹が立ちました。

    「ダン。」さらに2,3人。

    「ルベン。」さらに数人が立ちました。

    「ナフタリ。」さらに立ち上がりました。

    イスラエルの十二部族の名前をアセルからゼブルンまで挙げ,姉妹たちが立ち上がると,わたしたち全員は,自分たちが目の当たりにし,感じ,学んだことのために驚きに打たれました。

    モスクワの土曜日に集まった100人に満たない姉妹たちが,イスラエルの十二部族のうちの何部族を代表していたと思いますか。

    11部族です。その小さな部屋に,イスラエルの十二部族のうち11の部族が集まっていたのです。唯一欠けていた部族は,レビでした。わたしは驚きました。それはわたしにとって霊的に大変特別な経験でした。

    この集会の直後,夫とわたしはアルメニアのエレバンに直行しました。飛行機から降りたとき最初に出迎えてくれたのは,伝道部会長と奥様でした。彼女は,モスクワでのことを聞いていたらしく,元気な声で言いました。「レビがいますよ!」

    翌日,宣教師たちと会って,その中のアリゾナ州ギルバート出身の長老が,レビの血統であることを知ったとき,わたしたちがどれほど感激したかを想像してみてください。

    さて,わたしは幼いころカナダのアルバータ州レイモンドで初等協会に出席していたとき,救い主の再臨前の末の日に,イスラエルの十二部族が集合することを学びました。胸を躍らせる真理でしたが,同時にそれを実際に理解するのは大変なことでした。ですから,24時間の間にイスラエルの十二部族すべての会員に会えたのが,わたしにとってどんなにすばらしいことか,想像できることでしょう。

    さて,後で学んだのですが,わたしは血統によって姉妹たちを識別するように求めるべきではありませんでした。祝福師の祝福は神聖で,その中で宣言される血統は個人的なものだからです。でもわたしは,イスラエルの集合の成果を直接,目にする特権が与えられたことにとても感謝しています。その経験から受けた影響は,わたしの心や思いから決して消えることはありませんでした。

    愛する兄弟姉妹の皆さん,今はまさに末日です。この世界の歴史でこのような時代は,かつて一度もありませんでした。一度もなかったのです。前世において,皆さんやわたしは,この地上で偉大な業を行う決意をしました。そして,主の助けによって,それが行えるのです。イエス・キリストの御名により,アーメン。

    ネルソン大管長:ありがとう,ウェンディー。愛していますよ。彼女はすばらしいですね。

    愛する若い兄弟姉妹の皆さん,今は確かに末日であり,主はイスラエルの集合という主の業を速めておられます。この集合は,今日地上で行われていることの中で最も重要な事柄です。規模において,重要性において,また偉大さにおいて,ほかに類を見ません。皆さんが自ら選び,望むならば,大きな役割を果たすことができます。重要で,崇高で,偉大な御業において,重大な役割を果たせるのです。

    集合について話すとき,わたしたちは次の基本的な真理について述べています。すなわち,幕の両側にいるすべての天の御父の子供たちは,回復されたイエス・キリストの福音のメッセージを聞くに値します。彼らはさらに知りたいかどうかを自分で判断するのです。

    主が,「わたしの羊はわたしの声に聞き従う。わたしは彼らを知っており,彼らはわたしについて来る」3と言われたように,イスラエルの様々な部族の血統を持つ人々は,最も主に心を向けやすい人々です。イスラエルの家に属する人々は,最も容易に主イエス・キリストを自らの救い主として認め,主の群れに加わりたいと願う人々です。このような人々は主の教会の会員となり,主や天の御父と聖約を結び,救いに不可欠な儀式を受けることを望むようになります。

    主が預言者ジョセフ・スミスに告げられたように,今,すなわちわたしたちの時代は11時であり,地の四方から選民を集めるという明確な目的のために,働き人を主のぶどう園に呼び入れる最後の時です。4

    今晩,12歳から18歳の皆さんへの質問はこうです。今日地上における最も大いなるチャレンジ,最も大いなる大義,最も大いなる業において,大きな役割を果たしたいと思いませんか。

    この重要な末日においてイスラエルの集合を助けたいと思いませんか。選民である皆さんは,回復された福音のメッセージをまだ聞いたことのないほかの選民を見つけるために,進んで助けてくれますか。預言者イザヤが語った,「走る使者」になりたいと思いませんか。5

    さて,イスラエルの集合の業に加わると,多少の犠牲が求められることになるでしょう。生活の中で,多少の変化が求められるかもしれません。皆さんの時間や力,神から与えられた才能の一部を使うことになるのは間違いないでしょう。興味があるでしょうか。

    この業への高まる思いと緊急性について考えてみてください。アダムに始まるすべての預言者がわたしたちの時代を見てきたのです。それぞれの預言者が,わたしたちの時代,すなわちイスラエルが集合し,世界が救い主の再臨に向けて備える時代について話してきたのです。そのことについて考えてみてください!これまで地球上に暮らしてきたすべての民の中で,わたしたちがこの最後の偉大な集合の業に参加するのです。何とすばらしいことでしょう!

    天の御父は,恐らく最もすぐれたチームと言える,最も高貴な霊たちの多くをこの最後の時のために取っておかれました。この高貴な霊たち,最もすぐれた選手たち,このヒーローこそが皆さんなのです。

    集合が今行われており,現実のものであることを証します。わたしが生まれた年,教会員の総数は60万人以下で,南アメリカに会員はいませんでした。現在,世界中に1,600万人以上の会員がおり,南アメリカに300万人近くの会員がいます。

    1979年の,ある経験についてお話ししましょう。当時わたしは中央日曜学校の会長を務めていました。わたしは教会の指導者会に出席するように招待され,そこでスペンサー・W・キンボール大管長が話をしました。大管長は,国々の扉が開かれてイエス・キリストの福音が地上のすべての民にもたらされるように祈るよう一人一人に求めました。特に中国に言及し,中国の人々のために祈ることを求めたのです。またこう言いました。「中国の人々の役に立つことをする必要があります。彼らの言語を学びましょう。彼らのために祈り,彼らを助けましょう。」

    家に帰ると,妻のダンツェル,彼女は13年以上前に亡くなりましたが,彼女にこう言いました。「キンボール大管長が,集会で皆に中国語を学ぶようにチャレンジしたんだよ。『ネルソン兄弟を除いて』とは 言わなかったから,一緒に中国語を勉強してくれないか?」もちろん,彼女は同意し,二人で家庭教師から中国語を学びました。

    キンボール大管長のチャレンジから6週間後に,わたしはマサチューセッツ州ボストンで,米国胸部外科学会の年次会議に出席していました。その日の朝,ホテルの部屋で,キンボール大管長から言われたように,中国の人々のために祈りました。それから,その日の最初の会議に出かけ,部屋の前方のいつもの席に座りました。しかし,集会が進むにつれて,椅子の座り心地が悪くなってきました。スライドを映すために照明が暗くなったとき,わたしは席を離れ,静かに部屋の後ろに行き,普段なら決して座らない場所に移りました。再び照明がつくと,わたしは中国人医師の隣りに座っていました。彼は,中国の北京から来たウー・イン・カイ教授であると名乗りました。

    楽しい会話の後,わたしは教授に,ソルトレーク・シティーを訪問してユタ大学医学部で講演をするように招待しました。教授は喜んで受け入れ,とてもすばらしい講演をしてくれました。そして中国に帰りました。

    教授は中国に戻ると,その後間もなく,中国済南市にある山東医科大学の外科の客員教授となるようわたしを招いてくれたのです。これがきっかけとなり,中国のさらに二つの大学で,客員教授を務めるよう招待されることになりました。

    これらのすばらしい職業上の経験は,十二使徒に召される前に最高潮を迎えました。中国人の外科医から,中国で最も著名なオペラ歌手の命を救うために開心術を行うように依頼されたのです。わたしは手術を行い,ありがたいことに成功しました。ちなみに,それがわたしの外科医としての最後の手術になりました。

    あれから40年近くたった今でも,わたしは中国の人々のために祈っています。また,中国における医学の同僚やほかのすばらしい友人たちとの交流を楽しんでいます。「中国の古き友」と公式に指名を受けたことは,なんという喜びでしょう。

    神の預言者から行うように言われたことに何であれ従うならば,道が開かれ,人生が変わることを証します。

    さて,こう自分に尋ねてみてください。「イスラエルの集合を助けるため,10代の自分には何ができるだろうか。」ネルソン姉妹とわたしは,前にこの質問と,ほかに幾つかの質問を12歳から18歳の青少年のグループに尋ねました。そのときの青少年の多くが今晩ここにいると思います。

    最初にこう尋ねました,「イスラエルの集合とは何ですか。皆さんにとってどのような意味がありますか。」答えは様々でしたが,大多数は,その意味をよく理解していないことが分かりました。今晩,皆さんに知ってほしいのですが,イスラエルの集合の究極の意味とは,幕の両側にいる神の子供たち,すなわちきわめて重要な聖約を神と交わしていない人々や,救いに不可欠な儀式を受けていない人々に,イエス・キリストの福音をもたらすことなのです。

    天の御父のすべての子供は,イエス・キリストに従い,主の福音を受け入れ,すべての祝福にあずかることを選ぶ機会が与えられます。そうです,アブラハム,イサク,そしてイスラエルとして知られるヤコブの血統に,神が約束されたすべての祝福です。

    たぐいまれなる愛する青少年の皆さん,皆さんはまさにこの時代に,世界の歴史上で最も重要なこのときに,イスラエルの集合を助けるために,地球に送られてきました。今地上で起こっていることで,このこと以上に大切なことはありません。これ以上に偉大な結果をもたらすものは何もありません。

    この集合の業は,皆さんにとってとても重要であるはずです。これが皆さんが地球に送られてきた使命だからです。

    そこで質問です。「皆さんはイスラエルの集合を助けるために,主の青少年のチーム,つまり青少年の大隊に進んで加わりますか。」このことについて考えてみましょう。答えるのは少し待ってください。

    ネルソン姉妹とわたしが若い友人たちに訪ねたほかの質問に戻りましょう。こう尋ねました。「もし預言者が教会の12歳から18歳のすべての人に,イスラエルの集合を助けるために協力するように求めたら,進んで何をしますか。」

    青少年たちは霊感を受けて,このように答えました。「もし預言者がイスラエルの集合を助けるために協力するよう求めたら,絶対それに参加します。」「自分がしていることは何であれ置いて,助けに行きます。」「預言者が求めることは何でも行って行います。預言者は神から遣わされているからです。」

    次のような答えもありました。「もっと家族歴史を進んで行います。福音についてほかの人に話すためにもっと口を開き,もっと努力します。キリストのような特質を示すことで良い模範となります。死者の身代わりのバプテスマをもっと行います。自分の生活や選択の仕方を変えます。主が必要とされる場所にはどこにでも行きます。新しい言語を学びます。知らない人々と話します。まだ読んだことのない人にモルモン書を渡します。できるだけ人に親切にします。」

    また,青少年にこう尋ねました。「イスラエルの集合を助けるために,進んでどのような犠牲を払いますか。」再び,感銘を受けました。このような答えが返ってきたのです。「スポーツの時間を減らして,真理を必要とする人を助けます。友達と遊ぶ時間を減らし,代わりに神殿に行くように誘います。電話する時間を確実に減らします。画面を見ている時間を多少諦めます。日曜の午後の昼寝を喜んで犠牲にします。」

    さらにこう尋ねました。「イスラエルの集合を助けるために協力したいのであれば,何を始めて,何をやめますか。」このような答えが返ってきました。「もっと熱心に聖典を研究して,人から聞かれる質問に答えられるようにします。ソーシャルメディアにかける時間を少なくします。毎日の奉仕活動を含め,会員伝道の簡単な活動をもっと行います。携帯電話を使う時間を減らし,携帯を使うときは,聖句や霊的なメッセージをソーシャルメディアに掲載します。総大会の話はとても大切なので,それを研究します。健康に良い食べ物を食べて,健康を維持します。何でも自分中心に考えるのをやめます。」兄弟姉妹の皆さん,質問に答えてくださり感謝します。

    愛する若い兄弟姉妹の皆さん。預言者ジョセフ・スミスやブリガム・ヤング大管長,そのほかの人々に,そしてついには主に対して,現在の地上における神の預言者として,自分の管理の職に関する報告を求められる日のために,わたしは今,備えをしています。そのときこう尋ねられたくはありません。「ネルソン兄弟,イスラエルの集合における青少年の役割について,なぜもっと明確に伝えなかったのですか。この業に加わるよう,なぜもっと大胆に語らなかったのですか。」

    そこで,わたしは今,末日聖徒イエス・キリスト教会の12歳から18歳のすべての若い女性と若い男性に,イスラエルの集合を助けるために主の青少年のチーム,つまり青少年の大隊に加わるようにお勧めします。

    何が皆さんの助けになるでしょうか。モルモン書を続けて毎日読むならば,集合の教義について学び,6イエス・キリストに関する真理,贖罪,聖書には記されていない主の完全な福音について学ぶでしょう。モルモン書はイスラエルの集合の中核を成すものです。7事実,モルモン書がなければ,約束されたイスラエルの集合は起こらなかったでしょう。

    さて,さらに5つの事柄を行うことによって自分を備えるようお勧めします。この5つの項目は皆さんを変え,皆さんが世界を変える助けとなるでしょう。

    第1に,世俗的な影響を減らすために,ソーシャルメディアに依存する生活から離れましょう。

    親友の孫で,皆さんと同じ年代の若い男性についてお話しします。彼は友達から人気があり,高校のリーダーでした。最近,両親が彼の携帯に,イエス・キリストに従う者には不適切な内容があるのを見つけました,両親は,当分の間ソーシャルメディアをやめるように言いました。そして,スマートフォンを折り畳み式の携帯に変えたので,彼はうろたえました。どうやって友達と連絡を取るのでしょう。

    当初,彼は両親に対して大変腹を立てていましたが,数日後には,スマートフォンを取り上げた両親に感謝して言いました。「久しぶりに自由な気持ちを感じたよ。」彼は今,折り畳み式の携帯で友達と連絡を取っています。彼はいつもメールを送る代わりに,友達と実際に話しているのです。

    この若い男性の生活に,ほかにどんな変化が起きたでしょうか。彼は今,ソーシャルメディアが作り上げる偽りの生活から自由になったのを喜んでいます。いつも携帯画面に集中する代わりに,自分の生活にさらに,積極的に打ち込んでいます。テレビゲームをする代わりに,戸外のレクリエーション活動に参加しています。家庭ではより前向きになり,家族を助けています。奉仕する機会を求めています。教会で人の話をよく聞き,表情が明るくなり,もっと幸せそうで,そして伝道に出るために積極的に準備しています。すべては,ソーシャルメディアの悪影響を断ち切ったことによるのです。

    そこで,今日わたしの最初の勧めは,ソーシャルメディアを7日間断つことにより,ソーシャルメディアに依存する生活から離れることです。ソーシャルメディアには,有益な面があることも承知しています。しかし,もし皆さんが御霊のささやきに向ける以上の注意をソーシャルメディアに向けるなら,孤独感や気持ちの落ち込みを経験するリスクに加えて,霊的なリスクをも自分自身に招くことになります。皆さんやわたしは,ソーシャルメディアを通して影響を受けた青少年が,直接相手に対して決してしないであろうことを言ったり,行ったりするのを知っています。いじめは一つの例です。

    ソーシャルメディアのもう一つの悪い側面は,偽の現実感を作り出すことです。すべての人が最も楽しく,冒険的で,胸躍る写真を掲載するため,あなた以外のだれもが,楽しく,冒険的で,胸躍る生活を送っているという誤った印象を作り出してしまうのです。様々なソーシャルメディアのタイムラインに表示される内容は,偽物でなかったとしても,ゆがめられたものが多くあります。そこで,偽物からの7日間の休憩を取ってください。

    連続した7日間を選び,始めてみるのです!この7日間に,自分の感じ方,考えること,そして考え方の変化に気づくかどうか見てください。7日後に,するのをやめようと思ったことや,これから始めたいことがあるかどうかに注目してください。

    このソーシャルメディアの遮断は,皆さんと主の間で行うことができます。それは,皆さんが主の青少年の大隊に加わるために,進んで世の中から離れることを主に示すサインとなるでしょう。

    わたしからの2番目の勧めは,今から3週間,毎週主に時間をささげて,ほかの何物でもなく,主の青少年の大隊に加わりたいという思いを主に知らせることです。3週間の間,自分が好きなことをするのを諦め,その時間をイスラエルの集合を助けるために使うのです。

    だれかを助けるために何かを行うときはいつでも,それが幕のどちら側であろうと,神と重要な聖約を交わして,救いに不可欠なバプテスマと神殿の儀式を行うことに向かって進むのであれば,あなたはイスラエルの集合を助けています。それだけのことなのです。

    この,時間を犠牲にすることについて祈るとき,皆さんは導かれて,イスラエルの集合を助ける代わりに,その週に諦めることと,その週にできることの両方が分かるようになるでしょう。例えば,ゴルフをする人なら,1ラウンドのゴルフを諦めて,その時間を神殿のバプテスマに使うことができます。

    3番目の勧めは,生活全体を主や恐らく皆さんの両親やビショップとともに評価し,皆さんの足が聖約の道にしっかりと立っていることを確認することです。もし道から迷い出ているなら,あるいは自分の精神や心をもっと清める必要があるならば,今日が,変わる絶好の時です。

    悔い改める方法が分からなければ,ビショップか両親と,あるいはその両方と話してください。イエス・キリストの贖罪を理解できるように助けてくれるでしょう。そして,真の悔い改めが常にもたらしてくれる喜びを経験できるように,助けてくれるでしょう。

    これ以上1分でも,聖約の道から離れたままでいないでください。どうぞ今,真の悔い改めを通して戻って来てください。主の青少年の大隊には,あなたが必要です。あなたなしに同じ成果は得られません。

    4番目の勧めは,神のすべての子供たちがイエス・キリストの福音の祝福を受けられるように,毎日祈ることです。皆さんやわたしは,イスラエルが偉大な力を持って集合するのを生きて目にし,これからも見るでしょう。そして,皆さんはその集合を陰で支える力になれるのです。

    皆さんへの5番目の勧めは,世の中から際立ち,異なった者になることです。御存じのように,皆さんは世の光となる必要があります。そのため,主は皆さんに,外見,言葉,行い,服装においても,イエス・キリストの真の弟子と見なされるようにすることを求めておられます。そうです,皆さんはこの世に生きていますが,世の汚れに染まらないように,世の中とは非常に異なる標準を持っています。

    聖霊を伴侶とすれば,社会に蔓延する名声を求める風潮の中で,正しいものを見ることができるでしょう。皆さんは,これまでのどの世代よりも賢くなることができます。時に「変わった人」と呼ばれるようなことがあったとしても,それを名誉あるしるしと見なし,しだいに暗くなる世の中に自分の光を輝かせて,幸せでいてください。

    世の中の残りの人のために標準を示してください。世とは異なることを受け入れるのです。『若人の強さのために』と題する小冊子は,あなたの標準です。主がすべての青少年に守るよう期待しておられる標準です。主の至らない僕として,わたしは皆さんに,この小冊子をもう一度研究するようお願いします。これまで読んだことがなかったならば,祈りの気持ちで読んでください。印を付けてください。それについて話してください。その標準について友達と話してください。これらの標準,あなたの標準にもっと厳密に従って生活する方法について決めてください。

    皆さんは自分の冊子を持っています。ですので,今晩の集会の終わりに,主の大隊に加わることを選ぶ人は,『若人の強さのために』を1冊持ち帰り,あなたの標準を知らない,あるいは守っていないかもしれない友達に,それを渡してください。

    この小冊子が必要な人について祈ってください。皆さんは導かれることでしょう。またわくわくした気持ちになるでしょう。

    さて,イスラエルの集合を助ける主の青少年の大隊に加わるための5つの勧めを復習して,話をまとめましょう。

    1. ソーシャルメディアを7日間断つ。

    2. 3週間,毎週,主に時間を犠牲としてささげる。

    3. 聖約の道にとどまる。もし離れていたら,悔い改めてその道に戻る。

    4. 神のすべての子供たちがイエス・キリストの福音の祝福を受けられるように,毎日祈る。

    5. 世の中から際立つ。異なる者となる。光となる。『若人の強さのために』を1冊友達に渡す。

    愛する若い兄弟姉妹の皆さん,皆さんは主がこれまでにこの地上に送ってこられた人々の中でも選りすぐりの人々です。皆さんは,これまでのどの世代よりも,より賢明で,より思慮深くなる可能性を備えており,世の中により大きな影響力を与えることができます。

    話しを終えるに当たり,閉会の賛美歌「シオンのつわもの」を歌うことにより,世界中の青少年とともに立ち上がり,シオンの軍勢における主の青少年の大隊の一員に加わるという胸躍る経験をするよう,皆さんにお勧めします。これは,皆さんについての賛美歌だからです。

    わたしは心の底から皆さんに証します。これは全能の神の御業です。主は生きておられます。イエスはキリストであられます。これは主の教会であり,約束されたイスラエルの集合をはじめとする,神聖な行く末を実現するために回復されました。

    皆さんはイスラエルの望みであり,約束の日の子供たちなのです。8イエス・キリストの御名により証します,アーメン。