教会では「教えに教え」という言葉をよく耳にするでしょう。しかし，それは何を意味するのでしょうか。
ジョセフ・スミスの言葉を読んで理解を深めましょう。このように言っています。
「はしごを登るときは，一番下から始めて，一段ずつ登って行かなければなりません。そしてついには，一番上の段にたどり着くのです。福音の原則も同じです。第一のものから始めなければならず，昇栄に関するすべての原則を学ぶまで続けていくのです。」1
一段一段上へ登らないと，はしごの上にはたどり着けません。同様に，わたしたちは福音のステップを一度に一歩ずつ進み，天の御父のようになります。わたしたちの証は，決して一度きりの決定的な瞬間に与えられるようなものではないでしょう。むしろ，信仰を築くのは，一歩一歩（または，教えに教え）のプロセスです。
この説明が少しでも意味を理解する助けとなるように願っています。そして，はしごの何段目にいようと，次の小さな一歩にだけ焦点を当てるということを忘れないでください。
機関誌で
機関誌『青少年の強さのため』にある「教えに教え」の項を読んだことがありますか。「教えに教え」では聖句が一つずつ説明されています。ぜひこちらから最新号をご覧ください。
注
1. 『歴代大管長の教え――ジョセフ・スミス』（2007年），268