1941年,ナチス占領下のドイツでのことです。ある晩,ヘルムート・ヒューベナーという名の若い青年が,二人の友人を家に招き入れました。ラジオを聴いてもらうためです。
ヘルムートのラジオは,世界各地で発信している放送に周波数を合わせることができたため,ナチスの報道ではなく,実際に何が起こっているかを知ることができました。少年たちはそれを聞いて,ナチスの放送がドイツ国民にうそを伝えていることを知りました。
そこで少年たちは勇気ある決断を下しました。戦争についての真実を人々に伝えるチラシを配り始めたのです。明らかに,これはナチスにとって不都合なことでした。そこでナチスは,この少年たちを捕らえて裁判にかけたのです。
この少年たちの物語の続きは,『聖徒たち』第3巻の第27-28章で読むことができます。今日,どうすれば勇気を出して真理を擁護することができるでしょうか。