オーディオミキサーの使用

最終更新:2020年1月7日11時40分

注―この指示の前提として,ユーザーは402VLZ4または同様のミキサーとLDS/MECPワイヤリングキットを利用しているものとします。どちらもPoll Soundを通して入手可能です。これら二つのアイテムの総額は通常200(米)ドル以下です。Poll Soundは合衆国とカナダで使用されています。住所は,4026 South Main,Salt Lake City,UT 84107です。電話番号は1-801-261-2500です。合衆国とカナダ以外の国では,地域管理本部に問い合わせ,同様の集会所ウェブキャスト製品や部品の注文のサポートを受けてください。

ステークセンターの衛星システムには,礼拝堂からテレビフィードを作成し,それを他の部屋,例えば,初等協会や扶助協会の部屋にあるテレビに配信する機材が含まれています。これらの部屋は,礼拝堂が座りきれなくなったときのため,幼児のいる親のため,あるいは他の言語による放送のために用いることができます。

以下の手順に従うことで,音声が礼拝堂の音響システムからミキサーに送り込まれます。そうすることによって,技術支援スペシャリストはウェブキャストエンコーディング装置への音声レベル入力を,さらに効率よく調整することができます。

  1. 衛星テレビ機材ラックで,礼拝堂またはカメラ変調器を見つけます(注―これはテレビチャンネルを作成する機材です)。
  • 変調器上で音声入力(通常,後部にある)を見つけます。カメラ変調器(入力)に差し込まれている音声ケーブルを抜きます。Yケーブルの凸端を変調器に差し込みます。(この設定で使用されるYケーブルおよび他のすべてのケーブルは,LDS/MECPワイヤリングキットに含まれています。)
  • 変調器から抜いたケーブルをYケーブルの脚の一方に差し込みます。
  • キットの中から,一方にRCAコネクタ,もう一方に4分の1インチヘッドフォンコネクタの付いたケーブルを見つけます。ケーブルのRCA端をYケーブルの空いている脚に差し込みます。4分の1インチヘッドフォンコネクタをミキサーの「audio input 1(音声入力1)」に差し込みます。

注―これらの接続を行うことで,ミキサーの出力すなわち音量を設定することができます。

  1. だれかに説教台から普通の声で話してもらいます。入力コネクタの近くにある 「Gain(出力)」つまみを見つけます。このつまみを回して第1段階の出力の微調整を行います。ミキサーの下にあるチャンネル音量つまみを見つけます。このつまみの上部右に赤い小さなLEDランプがあります。誰かが説教壇で話しているときに,ランプがつくまで出力微調整つまみを回し,その人が話している間,ランプがまったくつかなくなるまで,つまみを時計回りに回します。

注―ランプがついているときには,音声にひずみが生じています。普通,出力調整つまみはいったん調節すると,二度と調節する必要はありません。しかし,例外的に大きな声で話す人がいた場合,ランプがつくこともあります。そのような場合には,ランプが消えるまで微調整つまみを少し回します。その人が話し終わった後で,微調整つまみを元の位置に戻します。

  1. ミキサーの上,入力調整つまみの真上に押しボタンがあります。このボタンは入力信号を分離あるいは結合します。ステーク大会のような集会の場合,入力信号は結合します。音量調節(ボタンのつまみ)を回している間,説教壇でだれかに話してもらうことによって,信号が結合されているかどうかテストすることができます。両方のVUメーターが反応すれば,ボタンは結合の状態にあります。左のVUメーターのみが点灯する場合,信号は分離されていることになります。ボタンを押してチャンネルを結合します。両方のVUメーターが反応し,同じ値になるはずです。

ウェブキャストエンコーディング装置への接続

まだ使用されていないケーブルキットのアイテムには以下が含まれています。

  • 一方に4分の1インチ凸コネクタ,もう一方にXLR凸(3本足マイクプラグ)コネクタの付いたケーブル。
  • 一方にXLR凹コネクタ,もう一方に8分の1インチステレオイヤホン凸コネクタの付いたケーブル。
  • 30dBパッド。
  • それぞれの端に4分の1インチ凸コネクタの付いたケーブル。
  • Emtec EJ-Rおよびコイル状電話受話器コード

最終手順

ステーク大会の設定を例として用いて,ミキサーからの左出力がウェブキャストエンコーディング装置に,右出力が電話バックアップ装置に送り込まれたと仮定しましょう。詳細については音声バックアップを参照してください。

  1. 4分の1インチXLR凸ケーブルを探し,4分の1インチの端をミキサー上の左入力に差し込みます。
  2. 30dBパッドを探し,それをケーブルのXLR凸コネクターの端に差し込みます。
  3. 8分の1インチステレオケーブルに対応するXLR凹コネクターを探し,XLRの端を30dBパッドに差し込みます。
  4. ケーブルの8分の1ステレオの端をウェブキャストエンコーディング装置の3.5mm音声入力に差し込みます。

注―音響システムの音声は,これでウェブキャストエンコーディング装置に接続されました。また,ユーザーが送信されている音量を目視して,必要に応じて調節できるように,ミキサーも接続されています。

通常の操作の場合,ミキサー上のチャンネル1の音量つまみを調節します。これはVUメーター上のLEDランプが,ゼロにはなっても,それを超えることがないようにするためです。ゼロを超えた場合,受信サイトの音声にひずみが生じます。

注―一つのイベントで通常の操作を行う場合,入力つまみは新しい話者が話し始める度に,または音楽が流されているときに,調節する必要があります。集会の間中,入力つまみを同じ位置にしたままにすることはほとんどありません。