ネットワーキングの概要

最終更新:2020年1月7日11時40分

集会所ネットワークレイアウト

集会所ネットワークは一連の相互接続デバイスによって構成されています。

ネットワークダイアグラム(ネットワーク図)

適切に設定された集会所のネットワークには,通常,以下のコンポーネントが含まれています:

  1. インターネット・サービスプロバイダー(ISP)からの接続。通常はISPモデムの形をとる。
  2. 集会所ファイアウォール
  3. ネットワークスイッチ
  4. パッチパネル
  5. パッチパネルからネットワークジャックまでのケーブルを含む,上記のようなデバイスを接続するネットワークケーブル
  6. ワイヤレスアクセスポイント(WAP)とネットワークケーブル(PoE(Power over Ethernet)が必要)。
  7. コンピューターやプリンターなどのエンドポイントデバイス

地元ユニットは施設管理グループに,有線やワイヤレスアクセスが必要な場所を伝えます。施設管理グループは,予算と利用可能なリソースに応じて,ユニットの必要を満たすネットワークソリューションを導入できるよう最善を尽くします。

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有線接続

有線ネットワーク接続は,集会所ファイアウォールから(通常ネットワークスイッチを経て)パッチパネル,そしてウォールジャックに接続されています。そうすればデバイスは,別のネットワーク・パッチケーブルでウォールジャックとつながります。

有線ネットワークは通常,ワイヤレスよりも信頼性が高く,以下の二つの状況下では可能な限り有線ネットワークを使用するべきです。

  1. (書記用コンピューターあるいは家族歴史センター用コンピューターのように)継続的に設置されているデバイスの接続
  2. デバイスが(ウェブキャスティング,パーソナルビデオ会議(PVC),ビデオストリーミングのような)高い通信速度を求められるアプリケーションに接続する必要のある場所

集会所で有線ネットワーク接続が求められる幾つかの重要な場所には,以下が含まれます(しかしこれらに限定されません):

  • 書記室
  • 高等評議会室
  • 礼拝堂の説教壇
  • 礼拝堂の後部ベンチ席後ろにある側壁
  • 文化ホール
  • 扶助協会の部屋
  • 資料センター(集会所図書室)
  • 衛星およびオーディオキャビネットの横
  • 家族歴史センター,雇用センター,あるいは集会所に隣接するその他の事務所

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ワイヤレス接続

ワイヤレス(Wi-Fi)は,人々が集会所ネットワークにつなげることのできる便利な方法であり,多くの場合建物のほとんどの場所でインターネット接続を可能にする実用的な方法です。

しかしながら,ワイヤレス受信環境が良好な場合でも,有線ネットワークの必要がなくなるわけではありません。

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集会所ファイアウォールにおける統合ワイヤレスの導入

ワイヤレス受信環境を拡大する必要があってまだ対応していない場合は,Cisco 1041Nまたは702iワイヤレスアクセスポイントを使用するべきです。

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標準的な集会所ワイヤレス

Cisco 800シリーズの集会所ファイアウォールや,1041Nまたは702iワイヤレスアクセスポイントなどによって提供されているワイヤレス環境が,教会の集会所ワイヤレス環境の標準になっています。SSIDはLDSAccessです。パスワードは,800シリーズのファイアウォールのアクティベーション成功時に作成されたものと同一です。パスワードは,承認を受けた人がグローバル・サービスセンターに問い合わせることでも入手できます。このパスワードは現在変更できません。

800シリーズのファイアウォールや,1041Nまたは702iアクセスポイントは,ほとんどの場合,一般的に販売されているワイヤレスデバイスよりも非常によいワイヤレス環境を提供します。これらのデバイスは事業所向けの品質で正しく管理されており,周りの環境に応じて自動的に周波数の調整を行っています。

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PoE (Power Over Ethernet)

上のネットワークダイアグラム(ネットワーク図)の中で,ネットワークスイッチ(3)とワイヤレスアクセスポイント(WAP)(6)の間にあるボックスは,パワーインジェクター(電源供給機)です。それはWAPに電力を供給するためにイーサネットケーブルに電気を流します。通常このボックスは電源に直接接続されていません。この構造は,PoE(Power over Ethernet)と呼ばれています。

C891ファイアウォールは,FE LANポート0から3にPoEが組み込まれています。これらのポートには,「PoE」のラベルが貼られています。これらのポートは,別のパワーインジェクター(電源供給機)を必要とせずに,ファイアウォールとWAPを接続するイーサネットケーブルに直接電気を流すことができます。

C881ファイアウォールは,FE LANポート0と1に「PoE」のラベルが貼られています。しかしながら,オプションのPoE用アドインカードが導入されていないため,これらのポートではPoEが有効化されていません。よってネットワークダイアグラム(ネットワーク図)に示されているように,WAPはパワーインジェクター(電源供給機)を必要としています。

もっと多くのワイヤレスアクセスポイントが必要な場合には,8つのPoEポートを持つ,16ポート・ネットワークスイッチを注文して導入することができます。その場合,ネットワークスイッチのPoEポートからWAPを1本のイーサネットケーブルで直接つなぐ必要があります。もしそれほど多くのPoEポートが必要ではなければ,ネットワークスイッチの記事で説明されているように,PoE非対応のネットワークスイッチを導入することができます。

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標準ワイヤレスを無効化する

ワイヤレスアクセスは,承認されたユーザーによって,技術マネージャー(tm.lds.org)経由で一時的に無効化することができます。詳細の手順はここに掲載されています。 

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標準ではない技術導入

その他のワイヤレスアクセスポイント

その他のワイヤレスアクセスポイントが集会所ですでに設定され,十分機能している場合は,ステーク会長または地方部会長および施設管理グループの裁量の範囲で,利用し続けることができます。これに関する追加の要件は,汎用ワイヤレスアクセスポイントの記事の中で示されています。このようなデバイスに関する完全な資料は,いつでも利用できるようにしておく必要があります。

パワーライン・ネットワーキング

パワーライン・ネットワーキングは,建物にすでに設置されている電気ケーブルを通した情報通信技術です。幾つかの制限はありますが,(ケーブルを配線する,あるいはワイヤレスアクセスポイントを設置するなどの)従来の手法が難しいか,導入に費用がかかり過ぎるような場合,この導入手段は有用といえるでしょう。

メインの記事を参照する–パワーライン・ネットワーキング

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