集会所A/Vディストリビューションハブ

最終更新:2020年1月7日11時40分

製品資料

AVDH-1とAVDH-2ユーザーガイド

AVDH-1インストールクイックガイド

AVDH-2インストールクイックガイド

AVDH-1とAVDH-2運用ガイド

AVDHとは何ですか?

集会所A/Vディストリビューションハブ(AVDH)は,LDS教会集会所の衛星放送棚に常時接続されているデバイスで,選択された機能に基づいて音声と映像の信号を適切に振り分けます。これによって異なる種類の行事ごとにケーブルを再設定する必要をなくし,セットアップ時間の短縮と信頼性の向上を実現します。

AVDHは,ウェブキャスト機材(Teradek VidiUなどの集会所ウェブキャストコミュニケーターやパソコン)を,衛星放送棚にある音声と映像のシステムに一時的に配線する難しさを解決するために作られました。多くのステーク技術支援スペシャリストは,機材を実際に配線するのに苦労していました。そのような行事が年に数回しかないような場合は特にそうです。手動のセットアッププロセスは,ミスによるウェブキャスト失敗のリスクを高めてしまいます。

AVDHを一度正しく設置すると,特に推奨されている常設カメラも一緒に設置すると,「ボタン一つ」と言ってもいいほど,ウェブキャストを非常に簡単なものにしてくれます。製品開発プロジェクトに行われた二か所の設置場所からのフィードバックは,非常に好意的なものでした。

おもなメリットは何ですか?

2つのモデルが利用可能です: AVDH-1とAVDH-2。それぞれのメリットは以下の説明の通りです。

AVDH-1: 発信/受信ユニット

  • 集会所の映像配信システムに常時接続
  • 礼拝堂音響システムに常時接続
  • 集会所ウェブキャストコミュニケーターに常時接続(該当する場合)
  • ユーザーは,以下の3つのメイン機能の中から簡単に選択可能で,音声と映像の振り分けは自動で切り替わる――
    1. ウェブキャストの発信
    2. 衛星放送シグナルの受信
    3. ウェブキャストシグナルの受信
  • フロントパネルインターフェースを備え,オプションの追加接続を提供する――
    • 映像と音声の出力端子(音量コントロールつき)
    • 以下の接続を可能にする予備の入力端子――
      • 集会所ウェブキャストソフトウェアを使うためのパソコン接続
      • 集会所中にシグナルを送るためのコンポジット音声・映像ソース(DVDプレイヤーなど)の接続(Teradek VidiUウェブキャストデバイスを使う場合,コンポジット・HDMIコンバーターが必要です)
      • プロジェクターやフラットパネルTVに接続するため,礼拝堂のVGAポートにPCコンテンツを送るためのVGA接続
    • 集会所ウェブキャストソフトウェアを実行中のPCのためのネットワーク接続,あるいは通常のインターネット接続
    • 遠隔カメラコントロールを可能にするため,USB経由でPCを接続するカメラコントロールポート(カメラが設置されている場合)

AVDH-2: 受信専用ユニット

  • ウェブキャスト配信の機能を有していないことを除いて,AVDH-1と同じ機能を持つ
  • 衛星放送シグナルの受信とウェブキャストストリーミングを簡単に切り替える機能を提供

どこに設置するべきですか?

AVDHデバイスは,既存の集会所専用に開発されました。過去数年以内に建設された新しい集会所では,切り替え機材がすでに設置されているため,この製品は必要ありません。

AVDH-1は,衛星放送を受信し,ウェブキャストを定期的に配信する集会所(特にステークセンター)に設置されます。設置場所は,ウェブキャストの経験があり,衛星放送とウェブキャスト行事の切り替えのプロセスをシンプルにする必要性を示す必要があります。

AVDH-2は,衛星放送機材があり,ウェブキャストを受信する必要のある集会所に設置することができます。衛星放送機材のない集会所に,AVDH-2を設置する必要性はありません。

この製品は現在,北アメリカのみで展開が計画されています。

施設管理グループはどのように製品を購入し,設置することができますか。

AVDH-1とAVDH-2はLDS eマーケットで利用可能です。

AVDH製品の設置はすべて,施設管理グループによって調整される必要があります。これは,恒久的な建物内容の変更に該当するため,ステークは決して自分たちでこの処理を進めてはなりません。

施設管理グループは次のプロセスに従います――

  • 集会所が,AVDH-1かAVDH-2の設置条件に該当するか判断する(上の「どこに設置するべきですか」セクションを参照する)。
  • 必要なだけの予算が利用可能か確認する(上の「How much does it cost」セクションを参照する)。そのうえで,費用が正当化された場合のみ処理を続ける。
  • 設置を行うための資格あるインテグレーターや契約業者を探す。ユタ州に所在する資格ある契約業者が何社かありますが,それ以外のオプションを選んでも構いません。ユタ州以外の場所においては,その集会所の音声・映像配信システムをもともと設置したインテグレーターを検討してもよいでしょう。あるいは,十分な音声・映像の経験と知識を有している地元のインテグレーターでもよいでしょう。
  • 機材を購入する。インテグレーターは,AVDH機材を購入して施設管理グループに販売するということもできます。しかし施設管理グループは,価格が適正か慎重に確認する必要があります。ほとんどの場合,施設管理グループがLDS eマーケットを通して直接購入するほうが安くすむでしょう。
  • インテグレーターと調整し,設置を行う。AVDHの資料は,プロセス全体を通して設置者に丁寧な指示を与えます。
  • 設置完了後,教会本部サポートから設置の承認を得るために,設置者は要件(運用ガイドに記載)を満たす必要があります。サポートグループが設置を承認した旨の教会本部からの承認メールを受領するまで,施設管理グループは設置に対する支払いをしてはいけません。このプロセスによって,高品質の設置を担保することができます。