神殿は聖く,神聖な場所です。わたしたちは,神殿は主イエス・キリストの宮であると考えています。神殿は,日曜日の礼拝行事やその他の活動を行っている,各地域の教会の建物とは異なります。神殿は神の最も神聖な業のために奉献されています。
神殿は象徴に満ちています。例えば,神殿に参入する人々は,神の前に清く平等であることを象徴する簡素な白い衣服を着ます。神殿は,イエス・キリストに従う者が主とより深くつながることのできる,聖く平安に満ちた避け所です。
最も重要なことは,神殿はわたしたちが神と神聖な聖約を交わすことのできる場所であるということです。
聖約を通して,わたしたちは神との関係を強め,神から特別な祝福を受けることができます。聖約とは,神と神の子供たちとの間で交わされる神聖な約束です。神は聖約の条件と,それを受け入れるかどうかという選択肢をわたしたちにお与えになります。
バプテスマを例にとってみましょう。
バプテスマを受けるとき,わたしたちは神に仕え,神の戒めを守り,イエス・キリストの御名を受けることを神と約束します。これらのことを行うならば,神はわたしたちの罪を赦し,聖なる御霊によってわたしたちを祝福し,神の御前にあって永遠の命が与えられると約束してくださっています。
わたしたちは,毎週日曜日に教会で聖餐(聖体拝領やコミュニオンとも呼ばれる)を取るときに,バプテスマのときに交わした聖約を新たにします。この聖餐は,イエスが亡くなる前に使徒たちに紹介された最後の晩餐の聖餐に倣っています。
バプテスマの後,末日聖徒イエス・キリスト教会の成人会員は神殿で神とさらなる聖約を交わすことができます。これらの聖約と約束は,主との関係を強め,さらに大きな祝福をもたらします。
エンダウメントは「贈り物」という意味です。神殿のエンダウメントにおいて,成人の教会員は,神の戒めに従い,自分の時間と才能を主の業にささげるという約束を含め,厳粛な聖約を交わします。そうすることで,神の計画に関するより深い知識や,イエスの模範に従う力を増し加え,神とともに永遠に住む機会を得るといった祝福を受けます。
イエス・キリストの福音の大きな喜びの一つは,この世の生涯を超えて家族のきずなが続くという約束です。神殿において,家族は永遠につながれ,「結び固められ」ます。
結婚の結び固めの儀式の間,夫と妻は祭壇に向かい合ってひざまずき,お互いと,そして神と聖約を交わします。互いを完全に尊び,愛し合い,イエス・キリストの教えと模範に従うことを約束するのです。その結果として,結婚生活と家族が永遠に続くという約束を受けます。
わたしたちが信じるのは公正で憐れみ深い神です。神は,自分ではどうしようもできない状況にいる神の子供たちが永遠の祝福を受けられないようにされることはません。
わたしたちは神殿で,亡くなる前にバプテスマやエンダウメント,結び固めを受ける機会のなかった先祖のために,それらの儀式を行います。この業では,生きている人が亡くなった人の身代わりや代理人を務めます。
これらの神聖な儀式は神殿でのみ執り行われます。わたしたちは,愛を込めて先祖のために捧げたこれらのささげ物を受け入れるか拒むかを,先祖自身がを選ぶことができると信じています。