ひとり親家庭


大管長会と十二使徒定員会は,「男女の間の結婚は神によって定められたものであり, 家族は神の子供たちの永遠の行く末に対する創造主の計画の中心を成すものである」と教えています(「家族ー世界への宣言」『聖徒の道』1996年1月号,113-114)。この家族の姿が理想なのですが,教会員の中にはひとり親家庭を含む,これ以外の状況に置かれている人もたくさんいます。イエス・キリストの福音によって,神のすべての子供たちは祝福を受けます。例外はありません。家族の状況にも関係がありません。

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死別や離婚,別居など,様々な状況のためにひとり親家庭で暮らしている教会員はたくさんいます。家族の状況に関係なく,すべての教会員は,イエス・キリストの福音のすべての祝福にあずかることができます。教会には組織と仲間がありますから,多くの人たちが喜んで両親と子供たちを助け,福音の教えによって力づけてくれます。

ひとり親の方たちに向けて,ゴードン・B・ヒンクレー大管長は次のように語っています。

「これは,孤独な務めです。しかし,まったく一人でこれを行う必要はありません。この教会には,細やかな心配りと思いやりをもって手を差し伸べてくれる人が実にたくさんいるのです。彼らは,無遠慮に私事に立ち入るようなことはしません。しかし,心から誠実に関心を示し,あなたやあなたの子供たちの生活に祝福が注がれるようにしてくれます。それにより,彼ら自身の生活にも祝福が注がれるのです。彼らの助けを受けてください。彼ら助けを与える必要があります。それはあなたのためだけでなく,自分たちのためでもあるのです。

教会には優れたビショップが何千人もいます。優れた定員会の役員が何千人もいます。優れた扶助協会の姉妹が何千人もいます。わたしたちにはホームティーチャーも訪問教師もいます。彼らはあなたの味方です。あなたに手を貸すよう,主から遣わされているのです。そして,主御自身が,ほかのだれよりも偉大な力の源であることを決して忘れないでください。」(“To Single Adults,” Ensign,1989年6月号,74)