按手とは,確認し,聖任し,召しを果たすために会員を任命し,病人の祝福その他の神権の祝福を授けるなど,神権の数多くの儀式を執行するために,主が啓示によって明らかにされた方法です。正当な神権の権能を持った人々が,儀式を受ける人の頭の上にその手を置きます。そうすることによって,神権者たちは主が御自身の子供たちを祝福されるための道具として働くのです。

その他の情報

この方法はいつの時代にも神権者によって用いられてきました。アダムは,義にかなった男性の子孫を按手によって聖任しました(教義と聖約 107:40-50参照)。ヤコブはエフライムとマナセに祝福を宣言したとき,二人の頭の上に手を置きました(創世 48:14-19参照)。アルマは「神の位に従って,按手により……祭司たちと長老たちを聖任し〔まし〕た。」(アルマ6:1)使徒パウロとヨハネは按手によって聖霊の賜物を授けました(使徒 8:14-17参照)この神権時代に,バプテスマのヨハネは按手によってジョセフ・スミスとオリバー・カウドリーにアロン神権を授けました(ジョセフ・スミス―歴史 1:68-69参照)。

「聖霊」;「神権」の項も参照

――『真理を守る』9-10参照

参照聖句

民数 27:18-23
 
使徒 19:1-6
 
1テモテ 4:14
 
教義と聖約 33:15; 35:6; 36:2; 42:44
 
信仰箇条 1:4-5
 

その他の学習資料