教室で子供と遊ぶ二人の女性

学習障がいを理解する

学習障がいを持つ人が示す困難は様々で,読む,話す,書く,推論する,などの能力に問題があります。多動症,非注意性症も学習障がいに伴って起こるかもしれません。他の人と協調し,行動し,交流する能力にも影響が出ることがあります。

学習障がいを持つ人で平均,あるいは平均以上の知的能力がある場合も,適切な支援や環境の整備がないと教室で困難が生じるかもしれません。

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援助の仕方

  • 本人が正しい答えを言った時や,正しい行動を取った時を逃さないようにします。努力を認め,褒めるようにしましょう。
  • 仲間に入れるようにして,本人にできることに目を向けてください。
  • 助けと適切な奉仕の機会を与えて,本人に自信を持たせてください。

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教えるためのヒント

  • よく準備し,祈りをもってレッスンを行ってください。プリント,視聴覚教材など様々な方法を使いましょう。
  • クラスの生徒たちが分からないことを気楽に質問できるような雰囲気を作ってください。
  • クラスで,どのような内容をどのような順番で進めるのかを簡単に説明してください。
  • 本人が安心してクラスに参加できるよう助けてください。答えるまでに時間を十分に取り,答える準備ができてから,自発的に意見を言うよう促しましょう。クラスが始まる前に,聖句を読んだり答えを発表したりする練習を手伝ってください。
  • 録音してある教材を「一緒に読む」ことは,読むことが困難な人に役立つ方法でしょう。
  • レッスンを教える前に,語句を提示し,説明してください。新しい言葉や新しい情報を頻繁に復習してください。
  • 文字を書くのが難しい場合が多いので,ほかの人と協力して書く,本人が言いたいことを録音する,考えや答えを言葉で表現させるなど,書く以外の方法を用意してください。
  • 事実を述べるだけではなく,福音に関して経験したことや気持ちを伝えたりすることで教えてください。一緒に御霊を感じ,感動しているときの方が,容易に学ぶことができます。
  • 気を散らす要素を最小限に抑えてください。
  • 不適切な行動が見られるときには,生徒の注意を戻すようにしましょう。例えば,レッスン中のそのときにするべきことを思い出させるような物または絵を掲げます。
  • 適切であれば,活動など,体を動かすことをレッスンの一部として加えてください。
  • その人の学習方法と,本人が知っていることを一番上手に表現できる方法を理解できるように祈り,努力してください。本人の能力が十分発揮できるようにしてください。
  • 知性ある人として扱ってください。実際に,知性のある人なのです。
  • サポートをする場合にはできるかぎり自然に行い,クラスメートの前でその人を特別扱いしないようにしましょう。

注:上手に読むことができなかったり,あるいは全く読むことができなかったりしても,学習障がいが原因ではないかもしれません。教会の聖文読解基本教材について,ワードの扶助協会会長会に問い合わせてください。

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その他のウェブサイト

以下のサイトは末日聖徒イエス・キリスト教会が維持または管理するウェブサイトではありませんが,その他の資料として紹介します。

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