教会の組織

末日聖徒イエス・キリスト教会の頭として立つ御方は,イエス・キリストです。イエス・キリストの指示の下に,中央幹部ならびに中央役員,そして地元の指導者が全世界の教会員を導き,教えます。


中央の指導者

中央幹部には,大管長会十二使徒定員会七十人会長会七十人第一定員会ならびに第二定員会管理ビショップリックがいます。(これらの指導者の役割について詳しく知るには中央幹部をご覧ください。)

中央役員には,初等協会,扶助協会,日曜学校,若い男性,若い女性の各中央会長会がいます。

初等協会

教会の初等協会の組織には,親が次のような務めを果たせるように,彼らを支援する責任があります。その務めとは,1歳半から11歳までの子供たちにイエス・キリストの福音を教え,少年たちにはアロン神権を受けられるように,少女たちには義にかなった若い女性となれるように備えさせます。初等協会の指導者たちは,日曜日の集会や週日の活動を通して,子供たちが福音の原則を学んで実践し,バプテスマの聖約を交わしてそれを守る備えをし,強く,揺るぎない証を築くことができるよう助けます。

中央初等協会会長会は,一人の会長と二人の顧問によって構成されます。彼女たちは頻繁に世界各地を訪れて,初等協会指導者や子供たちに会い,教えています。訪問がないときは,教会のそのほかの指導者たちに,子供や家族をどのように教え,強めるか助言しています。

扶助協会

末日聖徒イエス・キリスト教会の扶助協会は,1942年3月17日に,イリノイ州ノーブーで組織されました。その日,20人の姉妹たちが預言者ジョセフ・スミスとともに集会を開きました。そして,ジョセフ・スミスは後に「世のあらゆる悪から離れ,最高で,高潔で,聖く,えり抜きの協会」と呼ぶこの組織を始めたのです。(Minutes of the Female Relief Society of Nauvoo〔ノーブーの女性扶助協会議事録〕 ,1842年3月30日付)

今日,全世界に広がる約200カ国で,700万人以上の扶助協会の姉妹たちを擁するに至っています。今日の扶助協会の姉妹たちは,昔の人々と同じように,強固として揺るぎない主イエス・キリストの弟子となっています。彼女たちは主とその回復された福音に従って生活し,その証を分かち合っています。また,家族を支え,養い,擁護しています。さらには,様々な形でキリストのような奉仕に従事し,慰めを与えています。

中央扶助協会会長会は,一人の会長と二人の顧問によって構成されます。彼女たちは多くの時間を費やして世界中を訪問し,教会の女性たちから学び,また教えています。訪問がないときは,会長会の役員は教会のそのほかの指導者たちに,教会の女性とその家族を強めることについて助言しています。

日曜学校

日曜学校は,12歳以上のすべての教会員,および信仰は異なっていても福音に関心を持つすべての友人たちのためのものです。日曜学校の目的は,イエス・キリストの福音を教えること,また,聖文を学び,戒めに従い,救いに不可欠な儀式を受け,それに伴う聖約を守るように励ますことで,個人と家族を強めることです。

中央日曜学校会長会は,一人の会長と二人の顧問によって構成されます。彼らは頻繁に世界各地を訪れて地元の教会指導者や会員と集会を持ち,日曜日のレッスンをより良いものとする助けをするだけでなく,教会内の教授技術を改善するために貢献しています。

若い男性

アロン神権定員会は,12歳から18歳までの教会の若い男性を対象とした基本的な組織です。定員会のレッスン,定員会の活動,また若い男性と若い女性合同での活動を通じて,若い男性一人ひとりの成長や向上を促します。

中央レベルでは,大管長会,十二使徒定員会,管理ビショップリックが教会の若い男性に対する責任を負っています。管理ビショップリックは,教会のアロン神権の会長会です(教義と聖約107:15参照)。

中央若い男性会長会は,一人の会長と二人の顧問によって構成されます。彼らは頻繁に世界各地を訪れて地元の教会指導者や会員と集会を持ち,教会の若い男性を強化する助け手となります。

若い女性

若い女性の組織は,12歳から17歳までの若い女性が,神聖な聖約を交わして守り,神殿の儀式を受けるふさわしさを身に付けられるよう備えるうえで,親と神権指導者を助けます。また,日曜日のレッスンや週日の活動を通じて,若い女性一人ひとりの成長や向上を促します。

中央若い女性会長会は,一人の会長と二人の顧問によって構成されます。彼女たちは頻繁に世界各地を訪れて地元の教会指導者や会員と集会を持ち,教会の若い女性を強化する助け手となります。

地域

全世界に広がる教会は,地理的区域によって区分されています。例えば,教会のそれぞれの地域には「ヨーロッパ」「アジア北」「カリブ海」「中央アメリカ」などの具体的な名称が与えられています。大管長会は,合衆国とカナダの地域の管理に七十人会長会を割り当てています。それ以外の地域では,大管長会は地域会長会を割り当てて,十二使徒定員会の指示の下に特定の地域を管理しています。地域会長会は,一人の会長と二人の顧問によって構成されます。地域会長は通常七十人第一定員会または第二定員会から選出された中央幹部が務めますが,顧問は中央幹部か,いずれかの七十人定員会から選出された地域七十人が務めます。

七十人会長会または地域会長会の会員は,割り当てられた地域内で各地を頻繁に訪れて,地元の教会の指導者や会員たちを教え,励まします。地域七十人はまた,地域会長会または七十人会長会の指示の下に,自分の地域内のステーク会長たちに助言を与え,教える割り当てを受けています。

ステーク

教会のほとんどの地域はステークに分かれています。これは,通常,ワードまたは支部と呼ばれる5から12のユニットで構成されています。ステークという言葉は預言者イザヤが用いました。イザヤは末日の教会を,杭(ステーク)によって固定される天幕として表現しました。(イザヤ33:2054:2参照)。

ステークは,一人のステーク会長と二人の顧問によって導かれています。ステーク会長はステークにおける管理大祭司です。こうした指導者は教会員の霊的かつ物質的な福祉に気を配ります。

ステーク会長会は12人の大祭司を召して,ステーク高等評議会を組織します。ステーク会長会の指示の下で,高等評議員は助言を与え,管理する責任を果たすことで,ステークにおける教会の業の監督業務を補佐します。

教会の中央組織と同じように,ステークにも扶助協会,若い男性,若い女性,初等協会,ならびに日曜学校の会長会があります。これらの会長会は,ステーク内の各ワードにおいて,担当する組織に助言を与えます。

ステークにはまた,一人の祝福師がいます。祝福師はステークの会員に祝福師の祝福を授けるよう聖任された男性です。祝福師の祝福には,主から受ける人への,特別で霊感にあふれる助言や指示が載っています。

ワード

古代の教会と同じように,現代の教会員も複数のユニットに組織されています。(およそ300人,あるいはそれ以上の)大きなユニットは,ワードと呼ばれています。小さな会員の集まりは,支部と呼ばれています。ワードは,ビショップリックを構成する,一人のビショップと二人の顧問によって導かれています。支部は,一人の支部会長と二人の顧問によって導かれています。支部会長は,以下に述べるビショップの責任と同様の責任を果たします。

ビショップ

ビショップには数多くの務めがあります。ワードのすべての会員を見守ることに加えて,ワードの若い男性や若い女性を指導する特別な責任があります。ビショップはワード内のレッスン,伝道活動,霊的な成長を監督します。また,貧しい人や助けの必要な人々の世話をし,財政,記録,および集会所の使用や保安に対して責任を負います。

これらの責任やそのほかの責任を果たすに当たって,二人の顧問,幹部書記,書記,ワードの各組織の指導者がビショップを補佐します。ビショップとビショップを補佐する人たちは定期的に指導者会を開いて,ワードの会員の福利について話し合い,彼らの必要を満たします。

メルキゼデク神権

教会のふさわしい成人男性はメルキゼデク神権を受けます。メルキゼデク神権は神聖な儀式を執行し,教会を導くために神によって授けられた権能です。メルキゼデク神権を持つ男性は,聖霊の賜物を授け,按手によって病人に祝福を与えるなどの儀式を執行することができます。メルキゼデク神権を持つ男性は長老定員会に所属します。

長老定員会は,一人の会長と二人の顧問によって導かれています。長老定員会は毎月第2,第4日曜日に集まり,福音を学び,自らの義務について指導を受けます。長老の義務にはワードの会員を教え,見守ることが含まれます(教義と聖約20:42参照)。この務めを果たすための一つの手段が,ミニスタリングです。 長老定員会はまた,ビショップまたはステーク会長から特定の奉仕活動を行うように割り当てを受けることがあります。

各ステークには,一つの大祭司定員会があります。大祭司定員会会長会はステーク会長会が務めます。大祭司定員会の会員たちは,現在,次のような召しを果たしている大祭司たちです:ステーク会長とその顧問たち,ステーク内のビショップとその顧問たち,高等評議員,召しを果たすことができる状態の祝福師。日曜日には,大祭司定員会の会員は,ほかの場所において割り当てを受けていなければ,長老定員会とともに集会に集います。

扶助協会

ワードにおける18歳以上の女性,ならびに18歳未満で既婚またはひとり親である女性は,扶助協会の組織に所属します。扶助協会は,女性たちが天の御父とイエス・キリストと主の贖罪を信じる信仰を深め,儀式と聖約を通して個人,家族,家庭を強め,困っている人々を助けるために一致して働くことによって,永遠の命の祝福に備えるのを助けます。扶助協会は,日曜日の福音の教え,扶助協会のその他の集会,ミニスタリング,福祉と慈善奉仕を通してこれらの目的を達成します。

ビショップはワードの中から扶助協会会長会で働く女性を召します。扶助協会会長会は通常,一人の会長と二人の顧問によって構成され,書記が補佐します。ほかにも教師やコーディネーターが召されることもあります。扶助協会は毎月第2,第4日曜日に集まり,福音を学びます。また,日曜日以外にも,扶助協会会長とビショップによって決められた集会が開かれます。

アロン神権

ふさわしい若い男性は,12歳になる年の1月から,アロン神権の執事に聖任されることができます。彼らは14歳になる年の1月に教師の職に昇進し,16歳になる年の1月には祭司の職に昇進します。これらの神権の職において,彼らは会衆のために聖餐を配る権能があります。祭司にはまた,バプテスマを施す権能があります。ワードのビショップはアロン神権の会長であり,彼はアロン神権定員会でアドバイザーとして働く成人男性を召します。

アロン神権定員会の目的は,若い男性がアロン神権の義務を学んで,それを果たし,彼らが宣教師,夫,父親,教会の指導者としての将来の責任に備えられるように助けることです。若い男性は第2,第4日曜日に集まって神権のレッスンを受け,週日には社会的活動,奉仕,文化的活動を行います。さらに,子供と青少年のプログラムにも参加します。

若い女性

12歳から17歳までの若い女性は,ワードの若い女性の組織に所属します。この組織の目的は,若い女性がキリストに対する証を築き,神殿の祝福を受ける備えができるように助けることです。さらに若い女性の組織は, 教会の女性として,また社会に貢献する一員としての将来の役割が果たせるように彼女たちを備えます。

ヒジョップはワードの成人女性の中から,若い女性の組織で奉仕する会長会とアドバイザーを召します。若い女性は第2,第4日曜日に集まって福音のレッスンを受け,週日には社会的活動,奉仕,文化的活動を行います。さらに,子供と青少年のプログラムにも参加します。

日曜学校

日曜学校のクラスは毎月,第1日曜日と第3日曜日に開かれます。日曜学校では,12歳以上のワードの会員たちのために(それより下の年齢の会員たちは,初等協会に出席します),年齢に応じた福音のレッスンが行われます。ワードの日曜学校会長会は,通常は,一人の会長と二人の顧問で構成され,彼らは書記の補佐を受け,様々な年齢グループを教えるように召された教師たちの助けを受けます。

初等協会

18か月から11歳までの子供たちは,初等協会の組織に所属します。その目的は,子供たちがイエス・キリストの福音を学んで理解し,神聖な聖約を交わして守る備えができるように助けることです。子供たちは,親が教会のほかの集会に出席している間,毎週1時間,初等協会のクラスに出席します。子供たちも子供と青少年のプログラムに参加します。

どのワードにも,一人の会長と二人の顧問によって構成される初等協会会長会があります。この3人の女性たちは,書記,様々な年齢層の子供たちを教える教師,音楽指導者,伴奏者,活動の指導者たちの補佐を受けます。