1 カートランド​に​会かいした​大だい​祭さい司し​の​集あつまり​と、教きょう会かい員いん​と、シオン​の​聖せい徒と​たち​の​ため​の「^①知ち恵え​の​言こと葉ば」。

2 あいさつ​として​送おくられる​もの。戒いましめ​や​強きょう制せい​として​で​は​なく、啓けい示じ​と​知ち恵え​の​言こと葉ば​として​の​もの​で、終おわり​の​時とき​に​おける​すべて​の​聖せい徒と​たち​の​現げん世せ​の​救すくい​に​関かんする​神かみ​の​方式ほうしき​と​^①御み​心こころ​を​示しめす​もの。

3 ^①約やく束そく​を​伴ともなう​原則げんそく​として​与あたえられる​もの​で、現在げんざい​聖せい徒と​で​ある、あるいは​聖せい徒と​と​呼よばれ​得うる​すべて​の​^②聖せい徒と​の​中なか​の​弱よわい​者もの​および​最もっとも​弱よわい​者もの​の​能のう力りょく​に​適てきする​もの。

4 見みよ、まことに、主しゅ​は​あなたがた​に​この​よう​に​言いう。終おわり​の​時とき​に​^①陰謀いんぼう​を​企くわだてる​人々ひとびと​の​心こころ​の​中なか​に​今いま​あり、また​将来しょうらい​も​ある​^②悪あく​と​もくろみ​の​ゆえ​に、わたし​は​あなたがた​に​^③警けい告こく​を​与あたえて​おり、また、啓けい示じ​に​より​この​知ち恵え​の​言こと葉ば​を​与あたえる​こと​に​よって、あなたがた​に​あらかじめ​警けい告こく​する​もの​で​ある。

5 すなわち、あなたがた​の​中なか​の​だれか​が​^①ぶどう​酒しゅ​や​強つよい​飲のみ物もの​を​飲のむ​なら​ば、見みよ、それ​は​あなたがた​の​父ちち​の​目め​に​良よい​と​されず、父ちち​の​目め​に​かなわない。これ​を​飲のんで​よい​の​は、あなたがた​が​集あつまって、父ちち​の​前まえ​に​あなたがた​の​聖式せいしき​を​ささげる​とき​だけ​で​ある。

6 また​見みよ、これ​は​ぶどう​酒しゅ、すなわち、ぶどう​で​造つくった​自じ家か​製せい​の​^①純じゅん粋すい​な​ぶどう​酒しゅ​で​なければ​ならない。

7 さらに​また、^①強つよい​飲のみ物もの​は​腹はら​の​ため​に​ならず、あなたがた​の​体からだ​を​洗あらう​ため​の​もの​で​ある。

8 さらに​また、たばこ​は​^①体からだ​の​ため​に​も、腹はら​の​ため​に​も​ならず、人間にんげん​の​ため​に​良よくない​が、打うち身 み​と​あらゆる​病びょう気き​の​家か畜ちく​に​利きく​薬やく草そう​で​あり、判断はんだん​力りょく​と​熟練じゅくれん​を​もって​用もちいる​べき​もの​で​ある。

9 さらに​また、熱あつい​飲のみ物もの​は​体からだ​や​腹はら​の​ため​に​ならない。

10 さらに​また、まことに、わたし​は​あなたがた​に​言いう。神かみ​は​健康けんこう​に​良よい​すべて​の​^①草くさ​を、人間にんげん​の​体質たいしつ、体力たいりょく、利り用よう​の​ため​に​定さだめた。

11 すなわち、それぞれ​の​季き節せつ​の​あらゆる​草くさ​と、それぞれ​の​季き節せつ​の​あらゆる​果か実じつ、これら​は​すべて、思し慮りょ​分別ふんべつ​と​^①感謝かんしゃ​を​もって​用もちいる​べき​もの​で​ある。

12 まことに、^①獣けもの​の​^②肉にく​と​空そら​の​鳥とり​の​肉にく​も​また、主しゅ​なる​わたし​は、人間にんげん​が​感謝かんしゃ​を​もって​用もちいる​ため​に​定さだめた。しかしながら、これら​は​^③控ひかえめ​に​用もちい​なければ​ならない。

13 冬とう季き​や​寒さむい​とき​や​飢き饉きん​の​とき​の​ほか、これら​を​用もちいない​こと​が​わたし​の​心こころ​に​かなう。

14 すべて​の​^①穀こく物もつ​は​人間にんげん​と​獣けもの​が​用もちいる​よう​に、すなわち、人間にんげん​の​ため​だけ​で​なく、野の​の​獣けもの​と、空そら​の​鳥とり​と、地ち上じょう​を​走はしる​あるいは​這はう​すべて​の​野や生せい​の​動物どうぶつ​の​ため​に​も、命いのち​の​糧かて​と​なる​よう​に​定さだめられて​いる。

15 また、飢き饉きん​の​とき​と​飢うえ​の​甚はなはだしい​とき​に​のみ​人間にんげん​が​用もちいる​よう​に、神かみ​は​これら​の​生いき物もの​を​造つくった。

16 すべて​の​穀こく物もつ​は​人間にんげん​の​食物しょくもつ​として​良よい。つる​の​実み、地ち中ちゅう​で​あろう​と​地ち上じょう​で​あろう​と、実み​を​結むすぶ​もの​の​実み​も​そう​で​ある。

17 しかしながら、人間にんげん​に​は​小こ麦むぎ、牛うし​に​は​とうもろこし、馬うま​に​は​えん麦ばく、鳥とり​と​豚ぶた​と​すべて​の​野の​の​獣けもの​に​は​ライ麦むぎ、すべて​の​有益ゆうえき​な​動物どうぶつ​に​は​大麦おおむぎ、また​温おん和わ​な​飲のみ物もの​の​ため​に​は​ほか​の​穀こく物もつ​と​同どう様よう​に​大麦おおむぎ​が​よい。

18 これら​の​言こと葉ば​を​守まもって​行おこなう​こと​を​覚おぼえ、数々かずかず​の​戒いましめ​に​従順じゅうじゅん​に​歩あゆむ​すべて​の​聖せい徒と​たち​は、その​へそ​に​^①健康けんこう​を​受うけ、その​骨ほね​に​髄ずい​を​受うける​で​あろう。

19 また、^①知ち恵え​と、^②知ち識しき​の​大おおいなる​宝たから、すなわち​隠かくされた​宝たから​さえ​見みいだす​で​あろう。

20 また、^①走はしって​も​疲つかれる​こと​が​なく、歩あるいて​も​弱よわる​こと​は​ない。

21 また、主しゅ​なる​わたし​は​彼かれら​に​一つ​の​^①約やく束そく​を​与あたえる。すなわち、滅ほろぼす​天てん使し​は​イスラエル​の​子こら​を​過すぎ越こした​よう​に​彼かれら​を​^②過すぎ越こして、彼かれら​を​殺ころす​こと​は​ない。アーメン。