神殿において受けることができる,命を与え,癒す力を得るよう生徒を励ます。
主は神殿を「感謝をささげる場所」と呼ばれたことを指摘する(教義と聖約97:13)。神殿によってもたらされた祝福についてあなたの証を述べてから,生徒に,神殿に対する感謝の気持ちを分かち合うよう勧める。エゼキエルの示現で,神殿から流れ出た水がユダヤの荒れ野と死海を癒したように,イエス・キリストの福音はそれを受け入れるわたしたちを癒し,清めることを証する。
以下の説明はレッスンの展開を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
詩篇では多くの箇所で,神殿に参入することによって受ける祝福が述べられ,また神殿に対する愛と感謝の気持ちが美しく表現されています。詩篇からの以下の聖句について話し合いながら,生徒に神殿に対する感謝の気持ちを述べてもらうとよい。
ハワード・W・ハンター大管長は次のように述べている。「この精神の下に,末日聖徒の皆さんが主の神殿を教会員であることの崇高な象徴とするようにお勧めします。わたしの心からの願いは,すべての教会員が神殿に参入するふさわしさを身に付けることです。すべての成人教会員が有効な神殿推薦状を受けるにふさわしくあり,しかもそれを所持するなら,主は喜ばれることでしょう。神殿推薦状を得るためにすべきこととすべきでないことは,わたしたちが個人として,また家族として,幸福になるのを約束する事柄でもあるのです。」(「尊く,大いなる約束」『聖徒の道』1995年1月号,9-10)