手引きと召し
12.日曜学校


「12.日曜学校」『手引き 第2部—教会の管理運営』2019

「12.日曜学校」 『手引き 第2部:』

12.

日曜学校

日曜学校は神権組織を補助する組織である。すべての補助組織は,教会員が天の御父,イエス・キリスト,および回復された福音に対する証を強めるのを助けるために存在する。会員たちは福音の原則に従って生活しようと努力するときに,補助組織の働きを通して指導と励まし,支持を受ける。

12.1

日曜学校の目的

すべての青少年および成人の教会員は,日曜学校の一員である。青少年は,12歳になる年の1月から日曜学校に出席し始める。1月が自然な移行時期でない地域では,地域会長会および割り当てを受けている十二使徒定員会の一員により承認された移行日を使うことができる。

信仰を異にする人も自由に日曜学校のクラスに出席し,参加することができる。

日曜学校組織の目的は以下のとおりである。

  1. 教授,学習,フェローシップを通して,天の御父とイエス・キリストに対する個人と家族の信仰を強める。

  2. 教会と家庭において「互いに王国の教義を教え合〔う〕」よう教会員を助ける(教義と聖約88:77)。

12.2

ワード日曜学校指導者

本章は個人と家族を強める一つの手段として日曜学校を運営することに焦点を絞っている。日曜学校の指導者は指導の一般原則が概説されている第3章をしばしば見直す。これらの原則には霊的に備えること,評議会に参加すること,人々に仕え,教え,導くこと,イエス・キリストの福音を教えることが含まれる。

12.2.1

ビショップリック

ビショップと顧問は日曜学校に対して神権に基づく指導を行う。

ビショップは日曜学校会長を召して,任命する。また,日曜学校で奉仕するほかの人々の召しと任命を監督する。ビショップはそれらの人々を召して任命する割り当てを顧問に与えることができる。

ビショップは集会所図書室を含むワード日曜学校を監督する割り当てを顧問の一人に与える。この顧問はワード日曜学校会長会と定期的に集会を開く。また,日曜学校と集会所図書室に関する事柄をビショップリックの集会で報告する。

12.2.2

ワード日曜学校会長会

ワード日曜学校会長会は神権者が務める。可能であれば,会長はメルキゼデク神権を保持する人が務める。会長会はビショップリックの指示の下で働く。また,ステーク日曜学校会長会からオリエンテーションと継続的な支援を受ける。

12.2.2.1

ワード日曜学校会長

日曜学校会長には以下の責任がある。

ワード評議会の一員として奉仕する。また,この評議会の一員として,信仰を築き,個人と家族を強める働きに携わる(第4章 参照)。日曜学校会長は,ワード評議会集会に出席する際,会員たちが教会や家庭で学習と教授を改善できるようにするために,提案を準備して来る。ビショップから要請された場合,ワードにおける福音の学習と教授を改善できるように,日曜学校会長はワード評議会集会で訓練を実施する。

日曜学校会長は,日曜学校会長会の顧問,日曜学校教師,ワード図書委員,および図書委員補佐として奉仕するよう召されるワードの会員をビショップリックに推薦する。必要であれば,日曜学校書記として奉仕するワードの会員も推薦する。これらの推薦を行うに当たっては,19.1.119.1.2の指針に従う。

日曜学校会長はこの手引きを資料として,日曜学校のほかの指導者にその義務を教える。

12.2.2.2

ワード日曜学校会長および顧問

ワード日曜学校会長会は以下の責任を果たすために協力する。

日曜学校における福音の学習と教授を改善するための取り組みを監督する。これらの取り組みにおいて,彼らは5.5.35.5.4の原則に従う。また,以下を行うことによって日曜学校教師を支援する。(1)折にふれて教師と話し合い,彼らの疑問や問題に対処し,生徒に仕える方法について話し合う。(2)クラスを訪問するための調整を行う。

福音の学習と教授を改善するワードの取り組みにおいてスペシャリストとして奉仕する(12.5 参照)。

教師評議会集会に参加し,ほかの指導者にも参加するよう勧める。ワード評議会は日曜学校会長会の支援の下,教師評議会集会を見守る。ほとんどの場合,日曜学校会長会の一員が集会を運営する( 12.5.2参照)。

集会所図書室を監督する。これには以下の事項が含まれる。(1)新しく召された図書委員のオリエンテーションを行う。(2)継続的な支援と訓練を提供する。(3)ワード図書委員と前もって協議してから,図書室の年間予算案を提出する。

日曜学校会長会集会を開く。また,日曜学校を監督するビショップリックの顧問との集会に出席する。

日曜学校会長は,責任分野の一部を監督する割り当てを顧問に与える。例えば,年齢別の日曜学校クラスを編成すること,教師のオリエンテーションを実施すること,集会所図書室を監督すること,日曜学校教師が必要に応じて代理教師を手配するのを助けることなどの責任を委任することができる。顧問は各々の働きについて会長にしばしば報告する。

12.2.3

日曜学校教師

日曜学校教師はビショップリックならびに日曜学校会長会から割り当てられたクラスを教える。教師は5.5.4で概説されている原則に従う。

12.2.4

ワード日曜学校書記

必要であれば,ビショップリックはワード日曜学校書記として奉仕するよう兄弟を一人召してもよい。書記には以下の責任を与えることができる。

会長会集会の議事予定案を作成するために会長会と話し合う。会長会集会に出席し,議事録を取り,割り当ての進捗状況を把握する。

出席情報をまとめて日曜学校会長とともに見直し,会員たちに日曜学校に出席するよう奨励する方法を決める手助けをする。この情報の控えを教師たちに配付するべきである。

12.2.5

日曜学校クラス会長

日曜学校会長会はビショップリックの承認を得て,会員に日曜学校クラス会長を務めるよう要請することができる。クラス会長は男女どちらでもよい。クラス会長には,クラスを始めるときに簡単な歓迎のあいさつを述べ,新たにクラスに加わった生徒や訪問者を紹介し,生徒に開会および閉会の祈りを割り当てるよう依頼することができる。さらにクラス会長には,生徒の出席状況の確認・把握や,定期的に出席していない生徒に対するフェローシップの支援を依頼することもできる。

12.3

指導者会

12.3.1

ワード評議会集会

日曜学校会長はワード評議会の一員として奉仕する(第4章 参照)。

12.3.2

ワード日曜学校会長会集会

日曜学校会長会は定期的に会長会集会を開く。会長が集会を管理し,司会する。書記も出席して,記録を付け,割り当ての進捗状況を確認・把握することができる。

議事予定案には以下の事項を含めるとよい。

  1. 日曜学校会長会の召しに関連する聖句および教会指導者からの指示を読んで,話し合う。

  2. 日曜学校のクラスが効果的に行われているかどうかについて話し合い,教師と生徒の進歩を助ける方法を計画する。

  3. ほかの神権組織または補助組織における学習と教授の改善を支援する要請にこたえる方法を計画する。

  4. 出席簿を見直す。日曜学校にさらに活発に参加することを奨励する方法を計画する。

12.3.3

ビショップリックの顧問との集会

日曜学校会長会は,日曜学校を監督するビショップリックの顧問と定期的に集会を開く。この集会では,日曜学校とワードにおける学習と教授について意見を交換する。日曜学校会長会は報告をし,推薦を行い,集会の計画を見直す。

12.3.4

ステーク日曜学校指導者会

ステーク日曜学校指導者会は,18.3.11で説明されているとおり,通常毎年1回開かれる。ワード日曜学校会長会と書記が出席する。日曜学校教師と日曜学校を担当するビショップリックの一員を必要に応じて招待してもよい。

12.4

日曜学校のクラス

日曜学校のクラスは毎月,第1日曜日と第3日曜日に開かれる。クラスは50分間である。成人向けと青少年向けのクラスが開かれる。必要に応じて,複数の成人クラスを開くことができる。青少年クラスの詳細については,12.4.1を参照する。

成人と青少年向けのクラスを教えるための資料は,『わたしに従ってきなさい—日曜学校用』に含まれている。

日曜学校が始まる前に,若い女性,扶助協会,神権定員会の指導者は簡単に発表を行うことができる。簡単に歓迎の言葉を述べ,その日とその週に学ぶ『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の家庭学習資料について知らせた後,クラスを開始する。教師は残りのクラス時間を使って,福音を教え,話し合う。日曜学校のクラスは,賛美歌や祈りで始めないが,祈りで閉じる。

ビショップの判断により,また地元の必要に基づき,定例の日曜日の集会とは別に任意のコースを教えることができる。これらのコースには,自立や結婚,家族関係,神殿への備え,伝道の備え,神権の備え,家族歴史等のコースが含まれる。

日曜学校のクラスについての詳細はComeFollowMe.ChurchofJesusChrist.orgに記載されている。

12.4.1

青少年のクラス

日曜学校会長会は,通常11歳から18歳までの青少年をクラスに分ける。儀式を受けられる年齢と,アロン神権定員会および若い女性のクラスへの年齢ごとの進級との一貫性を保つため,青少年は通常,前年の12月31日時点での年齢に応じてそれぞれのクラスに分けられる。クラスは年齢ごとに分けることもできるし,複数の年齢グループをまとめて一つのクラスにすることもできる。

青少年のクラスには,少なくとも二人の責任ある成人が同席しなければならない。二人の成人は,二人の男性,二人の女性,または夫婦とすることができる。一つの教室に少なくとも二人の成人を割り当てることが実際的でない場合,指導者はクラスを合同にすることを検討する。

12.4.2

ヤングシングルアダルトのクラス

ワードに,ヤングシングルアダルト向けの日曜学校のクラスを設置することができる。教師は,聖典と『わたしに従ってきなさい—日曜学校用』を用いる。また,ヤングシングルアダルトの必要に対して特に重点を置く。

12.4.3

障がいのある生徒を助ける

障がいのある会員を理解し,クラスに迎え,教えることに関する情報については,21.1.26 disabilities.ChurchofJesusChrist.orgを参照する。

12.5

ワードにおける学習と教授を改善する

ワード日曜学校会長会は,学習と教授を改善するワードの取り組みにおいてスペシャリストとして奉仕する。ビショップリックまたは神権組織と補助組織の指導者から要請された場合,彼らは助言を与え,訓練や支援を提供する。また,指導者が新任の教師にオリエンテーションを行い,組織における福音の学習と教授を改善できるよう支援する。詳しくは,『救い主の方法で教える』.を参照。

12.5.1

新しく召された教師のオリエンテーション

神権指導者と補助組織指導者は,それぞれの組織で新しく召された教師一人一人と,できれば最初のレッスンを行う前に会合を開く( 5.5参照)。ビショップの指示の下,日曜学校会長会は『救い主の方法で教える』を用いて,新たに召された教師を指導する方法について,神権指導者および補助組織指導者を訓練することができる。

12.5.2

教師評議会集会

日曜学校会長会の支援の下,ワード評議会は教師評議会集会を見守る。ほとんどの場合,日曜学校会長会の一員が集会を運営する。時折,ワードのそのほかの会員に集会の進行を割り当ててもよい。詳しくは,『救い主の方法で教える』を参照。

教師が互いにキリストのような教え方の原則について助言し合えるよう,各ワードで四半期ごとに教師評議会集会を開く。教師は,日曜日の50分のクラス時間中に評議会集会に出席する。評議会集会は以下のスケジュールに従って開催される:

  • 神権会,扶助協会,若い女性の教師は,地元の指導者の決定に従い,第1または第3日曜日に出席できる。

  • 日曜学校教師は,地元の指導者の決定に従い,第2または第4日曜日に出席できる。

  • 初等協会教師は,ワード初等協会会長会および日曜学校会長会の決定に従い,いずれかの日曜日に出席できる。希望する場合には,初等協会教師は他の教師とは別に集まり,子供を教えることに固有の必要について評議することができる。初等協会の教師のための評議会集会は四半期に複数回開き,教師全員が同時に初等協会のクラスを欠席することのないようにすることができる。

  • 小さなユニットでは,定例の日曜日の集会中に教師評議会集会を開催するのが難しいことがある。そのようなユニットでは,すべての教師を含めた拡大ワード評議会で四半期ごとに教師評議会集会を開催することができる。あるいは,定例の日曜日の集会とは別に開催することもできる。

詳しくは,『救い主の方法で教える』.を参照。

12.6

集会所図書室

各集会所には,会員たちが福音を学び,教えるのを支援するため,資料を備えた図書室を設置するべきである。ワード日曜学校会長会は集会所図書室を監督する。

集会所図書室の規模は利用できるスペースによって様々である。以下の品目の一部またはすべてを収蔵することができる。 聖典,教会機関誌,教会が作成した絵・写真および視聴覚資料,チョーク,黒板ふき,鉛筆,紙,テレビ,DVDプレーヤー,コピー機。

ステーク会長会は集会所図書室の資料をワード,インスティテュートのクラス,家族歴史センターが共用することを承認することができる。

12.6.1

ワード図書委員および図書委員補佐

ワード図書委員は,指導者,教師,その他の会員が,使用できる資料,備品および器材の利用方法について学べるよう支援する。図書委員は図書室に配置する人員の予定表を作成する。すべての図書委員が毎週日曜日に聖餐会に出席することができ,日曜学校のクラスまたはメルキゼデク神権あるいは扶助協会の集会のいずれかに隔週で出席できる日程であるようにするべきである。

ワード図書委員は図書室の利用を調整するために,必要であればほかのワードや組織と協力する。図書委員は図書室の資料や器材の整備と手入れをし,会員たちに教材を貸し出すために簡単なシステムを用いる。

図書委員補佐はワード図書委員の指示の下で働き,図書委員の責任の多くを分担する。

12.6.2

複数のワードが共用する建物における集会所図書室の指導者

複数のワードが共用する建物において,それらのワードは通常同じ図書室を使用する。この場合,図書室の調整は代表ビショップの責任となる。代表ビショップは図書室の利用のために計上されている予算を管理するための委員会を任命することができる。この委員会は各ワードの日曜学校会長会の一員と各ワードの図書委員によって構成されるべきである。

12.6.3

集会所図書室の方針

集会所図書室に関する方針については,ChurchofJesusChrist.orgの「仕え教える」の項にある「日曜学校」に記されている。

12.7

ステーク日曜学校指導者

12.7.1

ステーク会長会

ステークの補助組織に関するステーク会長会の責任については15.1に概説されている。

日曜学校を監督するステーク会長会の顧問はステークの集会所図書室も監督する。

12.7.2

ステーク日曜学校担当高等評議員

ステーク会長は高等評議会の一員にステーク日曜学校会長会を支援する割り当てを与える。この高等評議員の責任については15.3に概説されている。

12.7.3

ステーク日曜学校会長会

ステーク日曜学校会長会は神権者が務める。可能であれば,会長はメルキゼデク神権を有する人が務める。ステーク補助組織指導者としての彼らの責任については15.4.1に概説されている。さらに,以下の責任がある。

福音の学習と教授を改善するステークの取り組みにおいてスペシャリストとして奉仕する。

ステーク内の集会所図書室の利用について調整する。これには以下の事柄が含まれる。

  1. ワード日曜学校会長会から要請された場合に,新任のワード図書委員に対して実施されるオリエンテーションを支援する。

  2. ステーク内のワード図書委員と図書委員補佐のためにその他の訓練集会を開く。

  3. 集会所図書室に必要な教材と器材が備えられているようにする。

  4. ステーク指導者が,必要な集会所図書室の教材と器材を持ち合わせているようにする。

12.7.4

ステーク日曜学校書記

必要であれば,ステーク会長会はステーク日曜学校書記として奉仕するよう兄弟を一人召してもよい。ステーク日曜学校書記の責任については15.4.2に概説されている。

12.8

日曜学校の組織を地元の必要に合わせる

小規模のワードまたは支部において,日曜学校会長会は教師を兼任することができる。青少年のクラスは必要に応じて併合することができる。きわめて小規模のユニットでは,日曜学校会長が日曜学校の唯一の指導者であり,教師であるかもしれない。その場合,日曜学校会長はすべての青少年と成人に日曜学校のクラスを教える。可能になったら,指導者と教師をさらに召すべきである。

小規模のステークまたは地方部において,日曜学校会長はステークまたは地方部日曜学校の唯一の指導者であるかもしれない。可能になったら,顧問を召すべきである。さらにステーク日曜学校書記も召すことができる。

地元の必要に合わせることに関する一般的な情報については第17章を参照する。