「具体例」『EnglishConnect導入ガイド』(2023年)
「具体例」『EnglishConnect導入ガイド』
具体例
以下に,地元の必要に合わせてグループを設ける方法の具体例を幾つか紹介します。
常設グループ
あるステーク評議会は,ステークの会員や地域の人々がいつでも参加できるEnglishConnectグループを設けたいと考えています。また,このEnglishConnectグループが教会員にとって奉仕の機会となるよう願っています。評議会はまた,地域の人々がこれらのグループを通じて,もっとイエス・キリストについて知り,教会員の愛に触れる機会となるよう願っています。
評議会は,参加する可能性が高い人々の一番近い建物を集会場所として選びます。また,このグループを火曜日の夜7時から8時30分まで開くことにしました。そして,EnglishConnect1に2人,EnglishConnect2に2人,合わせて4人の教師を召しました。そのうちの一人にプログラム全体のコーディネーターを依頼し,その教師には「指導者と書記のためのリソース」で福祉・自立支援スペシャリストの召しを与えました。この召しにより,このコーディネーターはQuickRegでグループを登録できるようになります。
ステーク評議会はその後,教会でチラシを配ったり,ソーシャルメディアに投稿したり,宣教師に出会った人たちを誘うよう依頼したりすることでこのグループを宣伝しました。このステークでは当初,生徒がEnglishConnect2から進めるようになったら,各自のエリアでオンラインのEnglishConnect3グループに参加してもらうようにしていました。やがてこのステークでは,EnglishConnect1と2のグループを開いているのと同じ教会の建物でEnglishConnect3グループを設けるのに十分な参加者が集まりました。そこで,BYUパスウェイ・ワールドワイドの担当者と強力して,EnglishConnect3グループを監督するパスウェイ・コネクト宣教師を召してもらうことになりました。
2単元グループ
あるワード評議会は,ワードの会員や地域の人々に英語を学ぶ機会を提供したいと考えています。以前にもEnglishConnectグループの運営を試みたことがありますが,参加者の大半は,25週間の全日程に参加するのは難しいと感じていました。そこで,二つの単元のみを取り上げるグループを設けることにしました。
指導者は,火曜日と金曜日の午後7時30分から9時までグループで集まる計画を立てました。そして,EnglishConnect1に2人,EnglishConnect2に2人,合わせて4人の教師を召しました。このグループをQuickRegで登録し,教会の建物の外に看板を出してそのグループを宣伝し,会員が友達に渡したり,ソーシャルメディアでシェアしたりできるチラシも作りました。
月末になると,指導者はQuicquicRegで各グループを終了し,近い将来また次の二単元を取り上げる計画を立てています。
青少年グループ
あるステーク評議会では,青少年が青少年プログラムを終えて伝道から帰還したら,教育や雇用の機会にあずかれるように助けたいと考えています。指導者はまた,青少年が価値ある目標を達成できるよう,EnglishConnectで英語を学ぶことが神と力を合わせる方法を学ぶ助けになるようにと願っています。そこで,ステーク内の青少年のためにEnglishConnectグループを立ち上げることにしました。
青少年は互いに遠く離れた場所に住んでいるため,指導者は火曜日の午後8時から9時までオンラインでグループを開くことにしました。そして,一人の帰還宣教師と,英語が少し分かる一人の青少年をこのグループの教師に召しました。指導者たちは,青少年を守るための教会の方針を確実に守るようにしています。例えば,青少年を守るための訓練を修了している二人の成人に,各オンライン集会に同席してもらい,各青少年に必ず署名入りの親の同意書を提出してもらうようにしています。
指導者はまた,青少年が毎日英語を練習できるように,教師や指導者が見守ることのできるWhatsAppグループを設けています。このWhatsAppグループは,火曜日の集会に参加できない青少年が参加するのに役立っています。
指導者はまた,EnglishConnect2を上回る英語力がある青少年のために,地域でEnglishConnect3青少年グループを立ち上げようと,地域の福祉・自立担当マネージャーと協力して働いています。
宣教師主導グループ
伝道部指導者は,イエス・キリストの福音を分かち合うためにEnglishConnectを活用したいと考えています。また,EnglishConnectグループは会員が運営し,宣教師がサポートするのが最も効果的だと理解しています。伝道部内のステーク会長たちと協議した結果,伝道部がEnglishConnectグループを立ち上げ,それを各ステークに引き継ぐことにしました。
宣教師は,伝道のスケジュールに合わせつつ,地域の人々が最も参加できるような時間にグループを開くことにしました。宣教師はEnglishConnectの教師を務めながら,後任となる地元の会員を見つけるために神権指導者と協力して働きます。EnglishConnect1や2の元生徒の中に教師になれる人がいる場合もあります。やがて,宣教師はサポート役に移行していきます。宣教師は定期的に参加し,新しい生徒を紹介し,英語を学ぶために神の助けを求めるよう生徒を励ますことで,引き続きグループを支援していきます。