だい5しょう
ジョセフ・スミスとオリバー・カウドリ
(1829年2月-4月)
イエスはお父さんのために,ジョセフにけいじをあたえられました。けいじは,どうやってイエスをたすけたらよいかを教えてくれます。わたしたちはイエスをあいさなくてはなりません。そして,ふくいんを教えるためにねっしんにはたらき,人びとをあいし,たすけなくてはなりません。
せんきょうしになって,イエスをたすけたいと思う人は,ふくいんをよく学ばなくてはなりません。また,しんこうをもち,いのることがひつようです。わたしのためにはたらく人はしゅくふくをうける,とイエスはおっしゃっています。
ジョセフのお父さんは,イエスから言われたことにしたがってみようと言いのこして,帰って行きました。
ジョセフははたけしごとも,金ばんのほんやくもしなければなりませんでした。それで,神にたすけをいのりもとめました。
神はおいのりにこたえて,オリバー・カウドリという人をよこしてくださいました。オリバーは金ばんのことを知りたがっていたので,ジョセフはモロナイと金ばんのことを話しました。『モルモン書』のことも話しました。
オリバーはジョセフの話をしんじました。そして,金ばんのほんやくを手つだいたいと言いました。ジョセフが金ばんの文字を読んで,オリバーがそれを書きとりました。二人は一生けんめいはたらきました。
イエスは,ジョセフとオリバーにたくさんのことをお教えになりました。『とみをもとめようとせず,神のことについて学びなさい。人びとにふくいんを教えなさい。しんこうをもってよいことをしなさい。そうすれば,天父のもとに帰れます』と,イエスは言われました。
イエスはオリバーに,どんなときにもジョセフの友だちでありなさいと言われました。また,ジョセフのように,せいれいのたすけによって,『モルモン書』をほんやくできるようになるとも言われました。しかし,それには,しんこうをもって,ねっしんにことばのいみを考えなければなりません。
オリバーはほんやくしょうとしました。ほんやくなんてわけないと思ったオリバーは,自分でろくに考えもしないで,神にたすけてもらおうとしました。そのため,ほんやくすることができませんでした。
オリバーはそれから,にどとほんやくはしませんでした。それでジョセフがほんやくし,オリバーが書きとりました。イエスはオリバーに,よくはたらいてジョセフをたすけるなら,しゅくふくをうけると言われました。
イエスは,オリバーは正しいほうほうでたすけをもとめなかったと言われました。そして,みんなが神からたすけをえられるほうほうを教えてくださいました。
(教義と聖約9:7)
わたしたちはたすけがひつような時,まず,どうするかを考え,正しいと思うことをきめなくてはなりません。
(教義と聖約9:8)
そして,きめたことが正しいかどうか,神にたずねるのです。ねがいが正しかったら,心によい気もちをかんじます。
(教義と聖約9:8)
もし正しくなかったら,よい気もちはかんじません。
(教義と聖約9:9)