だい46しょう
リバディーのかんごくでのジョセフ・スミス
(1839年3月)
リバティーのかんごくは,さむく,よごれていて,ジョセフたちは,たいへんつらい思いをしました。くさりでしばられることもありました。ねむるのもゆかの上でした。
十分なしょくじもあたえられず,どくが入っていて,ぐあいがわるくなることもありました。
ジョセフは,かなしみにくれました。とらわれてから,もう長い時がたっていました。かんごくから出られるかどうかも分からず,ジョセフは,教会のことが気がかりでした。
ジョセフは天父においのりして,たずねました。「いつまでわたしたちは,くるしみをうけなければならないのですか。主よ,せいとをたすけてください。そして,わたしたちのてきをばっしてください。」
すると,イエスは言われました。「あなたのくるしみは,ほんのつかの間です。ゆうきを出しなさい。そうすれば,神はあなたをしゅくふくされ,あなたはもうすぐ友だちと会えるでしょう。あなたの友だちは,よろこんであなたをむかえます。」
イエスは,わるい人びとがしたことをごぞんじでした。イエスは,ジョセフに言われました。「わたしがかれらをばっします。かれらはけっしてしんけんをうけることができません。かれらのしそんも同じです。かれらは,くるしんでしぬでしょう。」
「たくさんのよいことがせいとにおこります。神がせいとにしゅくふくをそそがれるのを,何ものもとめることはできません。せいとは,せいれいによって,神の力についてすばらしいことを知らされるでしょう。また,天と地について知るでしょう。」
「あなたは,くるしむことをおそれてはならない。くなんにあっても,くよくよしてはいけない。くなんはわたしたちによいもの,けいけんをあたえるためのものである。」イエスは,だれよりも大きなくるしみをうけられたのです。