聖文の物語

だい42しょう：ミズーリしゅうファーウェスト（1838年1月－7月）

だい42しょう

ミズーリしゅうファーウェスト

（1838年1月－7月）

画像

couple in wagon

わるい人びとは，くいあらためようとしませんでした。それどころか，ジョセフをころそうとさえしたので，ジョセフはしかたなくカートランドをはなれました。さむい冬のことでした。わるい人びとは，ナイフやてっぽうをもって，ジョセフの後をつけました。

ジョセフはかくれました。主がまもってくださったので，てきには見つかりませんでした。てきと同じ家で夜をすごしたこともありましたが，わるい人たちは，ジョセフがいることに気づきませんでした。

ジョセフはまた，町で，そのあくにんたちとすれちがったこともありました。しかし，その時も，かれらはジョセフと分かりませんでした。

長いたびをして，ジョセフは，ミズーリしゅうファーウェストに行きました。ミズーリのせいとたちは，よろこんでジョセフをむかえました。

ミズーリのしどうしゃの中には，神のいましめをまもっていない人がいました。かれらはくいあらためようとせず，ジョセフにはらを立てました。金もちになりたかったからです。

ジョセフはかなしくなりました。その人たちは，ずっと友だちだったのです。オリバー・カウドリ，デビッド・ホイットマーなどの人びとが，この時はもんされました。もうイエスの教会のかいいんではなくなったわけです。

かわって，ほかの人がしどうしゃにえらばれました。

ある日，ジョセフは，ファーウェストの近くに出かけました。そこでイエスは，「ここは，アダム・オンダイ・アーマンという」と言われまシた。イエスは，ここでアダムと話し，しゅくふくをされました。アダムがその子どもたちをしゅくふくしたのも，このばしょです。イエスと，アダムと，正しい人びとは，いつかまたここで会います。