だい29しょう
しんけんにかんするけいじ
(1832年9月)
そして,でんどうのほうこくをしました。かれらは大ぜいの人にパプテスマをほどこしました。ほうこくをする人も,それを聞くよげんしゃもしあわせでした。
(教義と聖約84しょうの前書き)
せんきょうしたちはみな,しんけんをもっていました。しんけんとは,神の力です。せんきょうしたちは,しんけんについてもっと知りたいと思いました。
イエスはジョセフにけいじをあたえ,メルキゼテクしんけんをもっていた人についてお話しになりました。アダムはこのしんけんをもっていました。アダムは,このよにさいしょにすんだ人です。
「旧約聖書」のよげんしゃはみな,しんけんをもっていました。その中には,エノク,ノア,モーセ,メルキゼテク,アブラハムなどがいます。メルキゼテクは,アブラハムにしんけんをさずけました。
しんけんをもっている人は,イエスの教会をみちびきます。パプテスマをほどこし,せいれいのたまものをさずけ,せいさんのしゅくふくをすることができます。また,びょうきの人にしゅくふくをあたえることもできます。これはみな,せいとたちに神に会うよういをさせるためです。
正しい男の人は,しんけんをうけることができます。神は,しんけんをうける人とせいやくをかわされます。その人にしゅくふくをあたえることをやくそくされるのです。しんけんをうける人は,しんけんをほかの人のためにつかうことをやくそくします。しんけんしゃは,神のとくべつなむすこになることができます。いつか天父のもっておられるすべてのものを,あたえられるでしょう。
教会の男の人は,しんけんをつかわなければなりません。しんけんは,正しい人だけがつかうことができます。しんけんしゃは,けっしていばったり,弱いものいじめをしたりするためにしんけんをつかってはなりません。そのようなことをするなら,神はしんけんの力をおあたえにならないでしょう。
しんけんは,あいと思いやりをもってつかうべきです。しんけんしゃは,せいれいの声に聞きしたがわなくてはなりません。そうすれば,いつもしんけんの力をうけ,せいれいがともにいてくださいます。
イエスは,もっと多くの人がでんどうに出るように言われました。しんけんしゃは,せかい中の人にふくいんをつたえるぎむがあります。また,神のさばきがあることと,くいあらためを教えなくてはなりません。そして,人びとにパプテスマをほどこし,せいれいをさずけなくてはなりません。
ねっしんにはたらくせんきょうしは,しゅくふくをうけます。てんしたちがたすけ,ひつようなものは,天父があたえてくださるからです
ここでけいじはおわりました。ジョセフとせんきょうしたちは,しんけんのことがよく分かって,まんぞくしました。しんけんの力を正しくつかって,人びとに教会のことを教えたいと思いました。