だい1しょう
ジョセフ・スミスとかぞく
(1805年-1820年)
ジョセフには,男5人,女3人の8の兄弟でした。
ジョセフのお父さんとお母さんは,とてもよい人しでした。子どもをあいした二人は,子どもをそだてるために一生けんめいはたらきました。
ジョセフは小さい時,足にひどいびょうきをしました。おいしゃさんの手当てのかいもなく,びょうきはよくなりませんでした。
ジョセフのすぐ上のおにいさんは,ハイラムといいました。ハイラムは,ジョセフがくるしんでいるのを見てかわいそうに思い,そばにいて,いたわってあげました。
おいしゃさんは足をせつだんしたいと思いましたが,それはお母さんにことわられました。そこで,ほねのわるいところを切り取ることになりました。ジョセフはしゅじゅつのいたさを知っていました。しかし,ジョセフには,天父がたすけてくださるというしんこうがありました。
ジョセフはおいしゃさんから,ワインをのめば,あまりいたみをかんじなくてもすむよと言われました。でも,ことわりました。お母さんにも,へやを出て行ってくれるように言いました。しゅじゅつをしているところを見せたくなかったからです。
ジョセフはお父さんに,だいていてくれるように言いました。ほねのわるいところを切りとるのは,とてもいたかったのですが,ジョセフはりっぱにたえました。しばらくたつと,足はよくなりました。
ジョセフが大きくなった時,かぞくはニューヨークしゅうにうつりました。一家は,パルマイラに近い土地に,小さな家をたててすみました。
ジョセフの家はまずしかったので,みんなで一生けんめいはたらかなければなりませんでした。男のははたけしごとやかちくのせわをしてお父さんをたすけ,女の子はお母さんの手つだいをしました。
ジョセフは明るい,よい子でした。みんなと楽しいことをするのががすきでした。