総大会
新しい日常
2020年10月総大会


新しい日常

心と思いと魂を天の御父と御子イエス・キリストにさらに向けるようお勧めします。

愛する兄弟姉妹の皆さん,この2日間の総大会は栄光に満ちたものでした。ジェフリー・R・ホランド長老に同感します。長老が話したとおり,大会のメッセージ,祈り,音楽はすべて主に霊感を受けたものでした。様々な形で参加してくださった方々に感謝します。

大会の間中,皆さんが話に耳を傾けている様子を心に思い描いていました。皆さんがどのようなことを感じ,どのようなことで困っていて,どのような問題を解決しようとしているのかが理解できるよう,主に助けを求めました。この総大会を閉じるに当たり,主が感じてほしいと思っておられる明るい未来の展望とともに皆さんを送り出すためには,何を話したらよいかと,わたしは考えてきました。

わたしたちは,何世紀も前に預言者たちが予見した,輝かしい時代に生きています。この神権時代には,どのような霊的な祝福も義人から隠されることはありません。1全地が混乱しているにもかかわらず,2主はわたしたちが「喜びに満ちた期待をもって未来を待ち望」む3ことができるようにしてくださるでしょう。過ぎた日の思い出に浸って,車輪を空回りさせるのはやめましょう。イスラエルの集合は進んでいます。主イエス・キリストが御自分の教会の諸事を指示しておられ,教会はその神聖な目的を必ず成し遂げます。

皆さんとわたしのなすべきことは,神から与えられた可能性をわたしたち一人一人が最大限発揮することです。今日,わたしたちは「新しい日常」という言葉をよく耳にします。皆さんが「新しい日常」を取り入れたいと心から願うのであれば,心と思いと魂を天の御父と御子イエス・キリストにさらに向けるようお勧めします。それを自分自身の「新しい日常」にしてください。

毎日悔い改めることによって,「自分の新しい日常」を取り入れてください。思い,言葉,行いにおいてさらに清くなるよう努力してください。人にミニスタリングをしてください。常に永遠の観点から物事を見てください。召しを尊んで大いなるものにしてください。そして,愛する兄弟姉妹の皆さん,どのような問題があろうと,自分の創造主にお会いするためのあなた自身の用意が日々進むようにしてください。4

それこそが,神殿がある理由です。主の儀式と聖約は,神​の最も大いなる祝福である永遠の命を受けるための備えとなります。5御存じのとおり,新型コロナウイルス感染症のパンデミックのために,やむを得ず神殿を一時的に閉鎖しました。今わたしたちは,段階的な再開を慎重に始めています。現在,多くの神殿が第2段階にあり,ほんの何か月かで何千組もの夫婦が結び固めを受け,何千もの人々が自身のエンダウメントを受けました。すべてのふさわしい教会員が聖なる神殿で先祖のために奉仕し,礼拝できる日が来ることを楽しみにしています。

さて,6つの新しい神殿の建設計画を発表できることをうれしく思います。これから申し上げる場所に,新たに神殿が建築されます。キリバス共和国タラワ,バヌアツのポートビラ,ユタ州リンドン,グアテマラ共和国のグレーター・グアテマラシティ,ブラジルのサンパウロ東,ボリビアのサンタ・クルスです。

これらの神殿を築き維持するに当たり,皆さん一人一人が自分自身を築き維持し,聖なる神殿に入るにふさわしい者になれるようにと祈っています。

さて,愛する兄弟姉妹の皆さん,皆さんが主イエス・キリストの平安に満たされるよう祝福します。主の祝福は,人知ではとうてい測り知ることができません。6主の律法に従おうという皆さんの望みと従う能力が増すように祝福します。律法に従うならば,祝福が注がれることを約束します。この不確かな時代にあっても皆さんはさらに大きな勇気を得て,個人の啓示をよく受けるようになり,家庭がさらに和やかな場所になって,喜びがもたらされることでしょう。

ともに力を合わせて,自分と世界を主の再臨に備えさせるという神からの任務を成し遂げることができますように祈り,皆さんへの愛をお伝えします。イエス・キリストの聖なる御名により,アーメン。