2000–2009
福音の聖約は,約束された祝福をもたらす
脚注

Hide Footnotes

テーマ

福音の聖約は,約束された祝福をもたらす

福音の聖約を守ることにより,人生のつかの間の試練はすべて克服でき〔ます。〕

今日きょうわたしは,天の御父と御子イエス・キリストと聖霊に,深い畏敬いけいの念と愛を表したいと願っています。さらに主の預言者,聖見者,啓示者であるゴードン・B・ヒンクレー大管長の聖なる召しについて証あかしします。心と力のすべてをささげて大管長を支持します。

永遠の伴侶はんりょと交わした神殿結婚の聖約に感謝します。妻を愛し,大切に思っています。妻はどんなときも困っている人を親身になって世話し,模範を示してくれます。わたしたちの結婚生活は,忠実で元気な子供と孫たちを通して祝福されました。子供たちから多くを教わり,今も学んでいます。

特に,わたしたちきょうだいが義にかなった両親のもとに生まれたことを祝福に感じます。両親は神殿の聖約に常に忠実であり,わたしたちが御父の計画の中でしっかりと立っていられるようあらゆる犠牲を喜んでささげてきました。天使のような母には,感謝以外の言葉はありません。母は愛と福音の儀式のきずなを生活の中で強く保ってくれました。

こうした神聖な関係について話したのは,聖なる神殿で結び固められた家族一人一人を結ぶ聖約があることに喜びを感じているからです。どのような問題が待ち受けていようとも,福音の聖約を守ることにより,人生のつかの間の試練はすべて克服できるという希望と確信に深く感謝しています。聖文には,聖約に忠実であるなら,すべての事柄は最終的にうまくいくと記されています。ベニヤミン王はこう教えました。

「あなたがたが交わした聖約のために,あなたがたはキリストの子と呼ばれる。」… …

だから,キリストの御名みなを受けて,神と聖約を交わしたあなたがたは皆,生涯の最後まで従順であってほしい。

そして,このとおりにする者はだれでも,……神の右に見いだされるであろう。」(モーサヤ5:7-9)

交わした聖約に注意深くあることは,永遠の救いに欠かせません。聖約とは天の御父との契約であり,主が示された戒めを守るために,心と思いと行いをささげることを約束します。忠実に契約を守るなら,神はわたしたちを祝福すると聖約し,約束しておられます。最終的には神の有するすべてを下さるのです。

旧約聖書では,ノアと邪悪な時代,そして地球を清めるという主の計画から,主の聖約のパターンが分かります。ノアの忠実で確固とした決意により,主はノアにこう語られました。

「わたしはあなたと契約を結ぼう。あなたは子らと,妻と,子らの妻たちと共に箱舟にはいりなさい。… …

ノアはすべて主が命じられたようにした。」(創世6:18;7:5)

洪水が引くと,彼らは箱舟から出ました。

「ノアは主に祭壇を築い〔た。〕… …

神はノアおよび共にいる子らに言われた,

『わたしはあなたがた及びあなたがたの後の子孫と契約を立てる。』」(創世8:20;9:8-9)

わたしたちも敵対者から守られるために,主と神聖な聖約を交わしました。わたしたちはノアの時代のように,預言された約束の時代,それが成就する時代に生きています。過去8年の間に,71の新しい神殿が奉献されました。主の預言者の指示の下に行われた偉業です。それはある意味,ノアの時代の箱舟の建造に似通っているかもしれません。

生ける預言者ゴードン・B・ヒンクレー大管長は,神殿に入り,主と聖約を交わすよう招いています。

ノアの時代のように,聖約を守るには往々にして犠牲が求められます。この犠牲は大きさにかかわりなく,御父の御心みこころに従うためにどのように心と精神をささげているかを表します。多くの場合,犠牲には苦悩が伴います。このように苦悩しながらも,自分の選択が及ぼす結果を評価しなければなりません。選択は必ずしも分かりやすく容易ではないため,わたしたちはもがき苦しみます。苦しむのをやめて,主に心をささげることを決心するとき,人は高められて,新たな理解力を得ます。この過程は,しばしば生活の中で大きな悲劇や問題に直面したときに,さらにはっきり分かります。

数週間前,ある若い男性がソルトレーク・シティー東部の山でスカウトのキャンプ中に雷に打たれて,命を落としました。両親は息子の突然の死に悲しみ,打ちひしがれ,苦悩し,なぜ悲劇が起きたのか自問しました。しかし両親は従順で信仰深かったので,主からあふれるような豊かな愛を受けました。悲しみのどん底にあるとき,両親はこの悲劇の結果を怒ることなく受け入れようと心穏やかに決心しました。そして受け入れることにより,人生の目的と交わした聖約を思い起こすことについて,より大きなビジョンが開けたのです。突然の死による苦しみは今も続いていますが,さらなる高みに立ち,聖約を守る決意が強くなったと感じています。そして息子との喜びの再会ができるように,いっそう忠実に生きようと努めています。

この神権時代において,わたしたちはノアの時代とは異なる新しい視点から聖約を交わします。自分のために聖約を交わすだけでなく,亡くなった先祖の情報を探し出し,聖約を交わして福音の儀式を受けたいと願っているすべての人のために門戸を開く責任があるのです。

かつて生きていた人々の間での業は,主が命じられた天の軍勢によって精力的に行われています。ジョセフ・F・スミス大管長は,死者に関する示現をこう記しています。

「見よ,主は義人の中から軍勢を組織し,力と権能をまとった使者たちを任じて,……行って……伝えるように彼らに命じられた。… …

わたしは,この神権時代の忠実な長老たちが,死すべき世を去っても彼らの働きを続け,……悔い改めと神の独り子の犠牲による贖あがないの福音を宣のべ伝えているのを見た。」(教義と聖約138:30,57)

さらに聖文には,「肉において贖い主のことを証した忠実な預言者たち」(教義と聖約138:36)も,これらの使者の中にいたと記されています。その中には,ペテロやパウロ,アルマ,ヨハネ,ジョセフ,ニーファイがいたことでしょう。

スミス大管長の示現を読み,この業に宣教師が召されていることを知るとき,聖約を守り,亡くなった家族の名前を探す意欲が高まることでしょう。そして神殿で自分の使える時間をすべてささげたいと願うようになります。大管長会は,余暇の幾分かを神殿儀式にささげるよう勧めました。多くの神殿には,この大管長会の勧告を実施するための時間がまだあると,かなりの確信をもって言うことができます。神殿に参入するよう招く大管長会の言葉に,わたしたちが応じられますように。

神から託されたこの召しを果たす機会に心がへりくだります。主との聖約に従って行動し,御霊みたまの導きに従えるよう祈っています。主イエス・キリスト,そして預言者ジョセフ・スミスを通して回復された主の福音を厳粛に証します。神殿の聖約と儀式を愛しています。また神の聖なる宮に入る努力を倍増することを決意します。神聖な聖約を交わし,それを守ることにより,主がわたしたちを御自身の聖なる御前みまえに迎えてくださることを知っています。イエス・キリストの御名により証します。アーメン。