2000–2009
わたしたちは創造主です
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わたしたちは創造者です

愛と平安に満ちた家庭を作り出してください。苦しみを和らげてください。自分と周囲の人々に、永遠の真理に対する永続するを築いてください。

わたしたちは創造者です。わたしたちは新しい一千年に架かる橋を渡っています。それは感動的であるとともに大切なときでもあります。預言者たちはこの時代を予見していました。今は信仰の時代であり、機会の時代であり、驚嘆すべき時代です。

豊かな美に恵まれ、完壁かんぺきに機能しているこの世界について考えるときにわたしは驚きを覚えます。この世界は天父の指示の下でイエス・キリストによって創造されました。創造は神だけが持っておられる属性の一面でもあります。主は形のない物質を取って、星や惑星や太陽系を形造られました。「無数の世界を、わたしは創造した」1 と主は言われました。兄弟姉妹の皆さん、わたしたちは神の子です。わたしたちは御父の仕事に携わる必要があるのではないでしょうか。わたしたちも創造者とならなければいけないのです。

皆さんは、「わたしには創造性がありません」と言うかもしれません。しかし、ここでわたしは皆さんには創造性があることをお伝えします。皆さんは創造者なのです。皆さんは赤ちゃんを笑わせたことがありますか。だれかに赦ゆるすことを教えたことがあるでしょうか。読み書きを教えたことがありますか。家庭の夕べを準備したことはあるでしょうか。親戚しんせきの集いを計画して実行したことがありますか。家庭訪問やホームティーチングで訪問する相手の生活が大きく変わるような行動を取ろうと思ったことはありませんか。これらのうち皆さんが少しでも実行していれば、それは創造的であったと言えます。

創造に使う原材料は周囲にたくさんあります。デビッド・O・マッケイ大管長が教えたように、「人生の彫刻家はわたしたち自身であって、手の加えられていない自分という材料が目の前に存在する。人は皆、自分の姿を形造っているのである。」2

わたしたちは毎日、自分やほかの人の姿を刻んでいるとわたしは信じています。それぞれの魂が清く純粋なものとなれるように今、決意しましょう。愛と平安に満ちた家庭を作り出してください。苦しみを和らげてください。自分と周囲の人々に、永遠の真理に対する永続する証を築いてください。

わたしは最近、5人目の子どもを出産する際に息を引き取った若い母親の家族を訪問しました。嘆き悲しんでいると思っていましたが、家族は希望と決意にあふれていました。彼女の夫は家族がともに過ごした思い出を慈んでいました。子どもたちは救いの計画を理解し、再び母親と永遠に生活できることを知っていました。生前の彼女はどんなに忙しくても愛する家族のために必要な時間を割いていました。まだ若かったにもかかわらずこの姉妹は扶助協会の会長を務めていました。けれども夫や家族のことをいつも第一に考えていました。

亡くなった姉妹のお母さんとお会いしたときに、彼女は娘たちを義にかなった女性に育てることをいちばん大切にしてきたと話していました。彼女の娘は若くして世を去りましたが、この娘は家庭において義にかなった方法で福音に生きるというタペストリーを作ったのです。

中央扶助協会会長会は神権指導者の指示の下、全世界の姉妹たちのために扶助協会の宣言を起草しました。この宣言はわたしたちが何者であるかを思い起こさせてくれます。そして、家庭・家族・個人を豊かにする集会がこれらの技術を伸ばすために設けられました。

わたしたちの生活の中に創造の機会があることをお分かりいただけたでしょうか。神が与えてくださった賜物たまものや才能、そして選ばれた霊たちを大切にしているでしょうか。わたしたちは心と思いと手による創造をほかの人々と分かち合っているでしょうか。

あるステークの扶助協会の副会長を務める一人の母親は、健康上の大きな問題を抱えていたにもかかわらず、ステークにおいて大がかりな奉仕活動を計画しました。断食と祈りによって奇跡が起きました。また、あるステークの姉妹たちは寒さと飢えと病気に苦しんでいる人々を助けるためにすばらしい方法を考え出しています。

一人の女性が悲嘆に暮れることを避け、あらゆる人に思いやりを示し、彼らの尊厳をたたえるために奉仕するというタペストリーを作り出すことによって、どれだけ多くの人々に祝福をもたらしてきたでしょうか。

このような物語は、毎年数万人の忠実な会員たちによって繰り返し行われています。昨年の7月に管理監督会は、コソボの難民に支援したい人はキルトを作って、末日聖徒人道的救援センターへ送るようにという内容の手紙を出しました。わたしたちは3万枚のキルトを集めて、コソボへ送ろうと考えていました。集まったキルトは12万5、000枚を超えました。これらのキルトはコソボで苦しむ人々だけでなく、トルコ、ベネズエラ、メキシコ、さらにモザンビークとジンバブウェを含むほかの国々において自然の災害で苦しんでいる人々に送られました。

わたしは昨年コソボを訪れて、赤ちゃんや女性の皆さんをこれらのキルトでくるんであげる機会がありました。皆、感謝の涙を流していました。この偉大な組織のおかげで、わたしたちは、家族や友人、また隣入に奉仕することを教え、世界中の人々に援助の手を差し伸べることを教える家庭を築けることに気づきました。扶助協会と教会の人道的救援活動という名の下で、わたしたちは創造者になることができます。すばらしいことではないでしょうか。

わたしたちは次の質問を自問する必要があります。「どのような人生を創造するつもりなのか。どのように時間を活用し、未来を形作るのか。」

第1は、御霊みたまの命じる所へ行くことです。静かにして、耳を傾けてください。あなたが天父に近づくときに、天父は導いてくださいます。古代と近代の預言者たちが語った聖なる言葉を研究し、深く考えてください。そうすれば、御霊はあなたに語りかけてくださるでしょう。忍耐して、信仰をもって願い求めてください。そうすれば、あなたは創造の道を開くための導きを受けるでしょう。

第2は、失敗を恐れないことです。陶芸家のように、あなたの生活という粘土に手を差し込んで、製作を始めてください。わたしはアブラハムの僕しもべがイサクの妻を探すためにやって来たときに、リベカがそれにこたえた物語を好んで読んでいます。彼女の答えは簡潔であり、率直でした。「行きます」とリベカは言いました。3

リベカは断ることもできました。それなりの贈り物を受け取り、新しい衣装ができるまで、少しやせるまで、あるいは気候がよくなるまで待ってほしいと僕に言うこともできました。「カナン中を探しても妻を見つけられないなんて、イサクには何か欠点があるのではないですか」と言うこともできたはずです。しかし彼女はそうしませんでした。リベカが行動したように、わたしたちもそうすべきです。

決意を引き延ばす時は終わりました。今、始めてください。恐れることはありません。最善を尽くしてください。あなたは間違いを犯すでしょうが、だれもが間違うのです。過ちから学び、前へ進んでください。

第3は、前進する過程で人々を支援することです。地上に住むあらゆる人々はそれぞれに異なっています。わたしたちは皆、様々な関心、能力、技術を持っています。人は、体力、霊性、情緒面において異なります。

最後は、楽しむことです。創造の業はつまらない骨の折れる仕事ではありません。創造は愛あるところから生まれます。好んで行うことであれば、いつまでも喜びをもって行うことができます。

もし皆さんが不幸であれば、あるいは、うんざりしていたり、不安であったり、幻滅していたりするのであれば、何かを試してみるようお勧めします。不安な気持ちのままとどまっているのでなく、何かすばらしいものや永遠に価値のあるものを創造することに集中してください。証を培い、人との関係を強め、家族の歴史を記し、神殿に参入し、奉仕してください。

『家族一世界への宣言』と『扶助協会の宣言』を読み、これらの宣言に従って生活し、宣言を尊重することを決意してください。

わたしたちは喜びにあふれる民です。わたしたちはこの世の歴史を通じて最も偉大な瞬間に立ち会おうとしています。「足をひきずり、肩を落としているときではありません。」ゴードン・B・ヒンクレー大管長は「人生の否定的な面に目を向けるのをやめて、人生の楽しく美しい面を楽しんでください」と勧告しています。4

わたしたちが末日聖徒として御父の業を行い、生活をいっそう実りあるものとすることができるように祈っています。たとえどのような状況に置かれていても、わたしたちはイザヤのように祈ることができます。「されど主よ、あなたはわれわれの父です。われわれは粘土であって、あなたは陶器師です。われわれはみな、み手のわざです。」5 わたしたちの業と栄光が主の業と栄光を反映するものとなることを、へりくだってお祈りします。イエス・キリストの御名みなにより、アーメン。