2023年5月18日

セミナリーの単位取得要件により,生徒のイエス・キリストへの改心が深められる

聖文の教えを分かち合う若い男性

 


「わたしたちの働きはすべて,イエス・キリストと主の回復された福音に対する改心を深めるものであるべきです。なぜなら,主こそが生徒たちの直面している試練や問いへの答えだからです。」 (チャド・H・ウェッブ「良い知らせを伝える使者」


生徒がイエス・キリストと主の回復された福音への改心を深めるという,S&Iの目的にさらに沿うために,セミナリーの単位取得要件が更新されました。福音に対する理解,献身,能力,家族による支援の度合いは生徒によって様々であるため,最新の要件は,現在置かれた状況において彼らをサポートすることを意図しています。

セミナリーの要件の更新に伴い,以下に挙げるように,生徒たちは選定された聖句を読みグループ学習理解度調査に参加し,継続してセミナリーに出席するようにします。

加えて,教師は生徒が個人の聖文研究目標を設定して管理できるように励まします。個人の目標の例として,『わたしに従ってきなさい』の指定された章や,モルモン書の聖句を読むことが挙げられます。こうした目標は個人的なものであるため,生徒が教師に報告をすることはありません(WISEには記録しない)。生徒は自分用にmySeminaryで目標の進捗を確認できるようにすることも可能です。


「これ……には,教師が一人一人に,より個人的な注意を払う必要が生じるでしょう。負担は増すでしょうが,教師が喜んで担うべき重荷です。個人的に教え導くことは,クラスでのレッスンと同等に重要なものだからです。できる人がいるとすれば,それは教師です。彼らはすばらしいですから。」(チャド・H・ウェッブ「良い知らせを伝える使者」より,ヘンリー・B・アイリング管長の言葉の引用)


 

変更の実施はいつになりますか?

教師の皆さん,これらの変更のタイミングについては,スーパーバイザーまたはコーディネーターに相談してください。

  • 北半球:2023年の新学期(新システムの機能を使用)
  • 南半球:2023年の新学期(旧システムの機能を使用),または2023年半ば(新システムの機能を使用)

 

聖典のアイコン

読書課題要件

新たなセミナリーの読書範囲には,コースの聖典から約60ページ(従来のターム/学期ごとに30ページ)が含まれています。これらの読書範囲は,その教義上の深遠さ,豊かさを考慮して慎重に選ばれたものです。また,これらの聖句は,これまでに読み損ねた読書課題を補う際の標準とすべきです。

古い要件:少なくとも学期の75%に当たる日数分の聖典を読みます。
新たな要件:個人の目標を立てるよう励まします。幾つかの選定された読書課題が必要です。

WISE上で,読書の完了を記録する

  • タームごとに選定された聖句を読み終えた生徒:該当の生徒には,「すべての読書課題にチェックを入れる」をクリックします。
  • タームの読書課題を完了していない生徒:報告された読書状況を75%以下で表示しておきます。
  • 生徒の目標はWISE上に記録されない点にご留意ください。

 

学習理解度調査

2023年1月のS&Iの放送で,ウェッブ兄弟は「学習理解度調査は,自己評価からグループでの振り返りに移行〔する〕」と発表しました。その結果,教師は2024年度に関して以下に挙げる事柄を行うことになります。

〔クラスでの理解度調査に参加する生徒〕
第1タームでは,マスター教義:理解度調査のための復習1を使います(第2タームでは復習2を使用)。

  • この復習は,皆と協力して理解度を確認する取り組みです。
  • 単位は,理解度調査に出席した生徒全員に与えられます。

〔クラスでの理解度調査に参加できなかった生徒〕
第1タームでは,マスター教義:理解度調査1を渡して実施してもらいます(第2タームでは理解度調査2を使用)。

  • 補講の理解度調査は,自分一人で行うことも,ほかの人と一緒に行うことも,教師と一緒に行うこともできます。
  • 単位は,理解度調査を教師に提出すると与えられます。

グループ学習理解度調査に参加した生徒,および補講の理解度調査を提出した生徒の点数をWISE上に100%で記録します。

各聖典コースでは,理解度調査の復習を2回行わなければなりません(従来のターム/学期ごとに1回)。別のスケジュール(3ターム制など)で実施している場合は,学んだマスター教義聖句に合わせてこれらの復習を調整する必要が出てくるかもしれません。調整の仕方について質問があれば,CES-Manuals@ChurchofJesusChrist.orgまでメールにてお問い合わせください。

古い要件:少なくとも75%以上の点数でコース学習理解度調査を完了する
新たな要件:共同で行うマスター教義学習理解度調査に参加する

オンライン/家庭学習の課題

オンラインおよび家庭学習の課題は,以下の方法で実施し,提出される必要があります。

  • オンラインセミナリーの生徒:Canvasを通して理解度調査を実施し,提出します。
  • 家庭学習の生徒:家庭学習の教師の指示に従って理解度調査を実施し,提出します。

障がいを持つ生徒へのサポート

調査のサポートの目的は,特別な必要,障がい,または健康上の理由を持つ生徒が他の生徒と平等にこの調査に参加できるようにすることです。教師は,生徒の特別な必要や障がい,健康上の問題に合わせて適切なサポートを行う必要があります。さらに学ぶ

2020年,2021年,2022年に対する補講の理解度調査を申請する生徒

これまでの年度に対する補講の理解度調査を申請する生徒のために,教師は以下に示す学習ガイドおよび学習理解度調査の資料を分かち合うことができます。補講の理解度調査は,自分一人で行うことも,ほかの人と一緒に行うことも可能です。単位は,理解度調査を教師に提出すると与えられ,教師はこれを100%として記録します。

注:マークシートは使用しないでください;ExcelSoftによるマークシートの読み取りは不可となりました。 

旧約聖書(2022年)

モルモン書(2020年)

教義と聖約(2021年)

 

出席

出席要件は変更されていません。少なくとも75%以上の出席率がある生徒に単位を与えます。セミナリーへの出席は,生涯を通じてイエス・キリストの弟子となる努力において祝福となります。


「セミナリーとインスティテュートは,皆さんが自分の家庭を信仰の聖所,すなわち,イエス・キリストの福音が教えられ,イエス・キリストの福音を学び,イエス・キリストの福音に従って生活し,イエス・キリストの福音が愛される場所になるよう改めるのを助けてくれることでしょう。……セミナリー・インスティテュートを卒業することで,いつか人生で行うであろう最も重要な事柄において皆さんは優れた能力を発揮することでしょう。真の喜びは皆さんのものになるでしょう!」(ラッセル・M・ネルソン大管長「セミナリーやインスティテュートへ参加するようにという個人的な招き」


注:リリーストタイムセミナリー〔訳注—学校の敷地内の建物で,授業時間中に行われるセミナリー〕では,単位を取得する前に「公欠」や「保護者による連絡」以外で欠席した分の補講を行う必要があります。

 

関連リソース


宗教教育セミナリー・インスティテュートの目的