最後までやり通す

ほかの人々が霊的な知識を得られるよう助ける

生徒に,あなたにとって彼らの疑問や質問が重要であることを,レッスン中のフォローアップ,またはそのほかの適切な方法によって示してください。

提案

  • 霊的な知識を得るための計画の進捗状況を確認するために,生徒をフォローアップする時期を決める。さらなる質問に答えたり,必要に応じてそのほかの原則を教えたりする。

  • レッスンまたは適切な場所で次に生徒たちと会うとき,彼らが受けた霊的な印象について話したり,生徒自身の探求にまつわる経験やそのほかの祝福を分かち合ったりするように勧める。必要に応じて継続的にフォローアップをする。

そのほかのリソース

十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード長老は,次のように教えています:

「わたしはフォローアップの原則を固く信じています。伝道活動のガイド『わたしの福音を宣べ伝えなさい』に次のように述べられているとおりです。『勧めるだけで,フォローアップしないまま放置しておくのは,旅行に出かけたのにいつまでも目的地へ行こうとしないようなこと,または,演奏会の入場券を買ったのに会場に入らないようなことです。果たさなければ,決意は無意味になります。』(『わたしの福音を宣べ伝えなさい—伝道活動のガイド』200(英文のみ)

『わたしの福音を宣べ伝えなさい』は,どのように勧めるかだけでなく,その勧めをどのようにフォローアップすればよいかも教えています。伝道活動の目的は『人々にキリストのもとに来るよう勧めることです。そのためにあなたは,イエス・キリストの贖いを信じる信仰,悔い改め,バプテスマ,聖霊の賜物を受けること,最後まで堪え忍ぶことを通して,彼らが回復された福音を受け入れられるよう助けるのです』〔『わたしの福音を宣べ伝えなさい』1〕と定義されています。(英文のみ)

勧めることは,確かにその過程の一つです。しかし,ただ人々に宣教師のレッスンを聞くように勧めること以上に,会員の皆さんが伝道活動のためにできることはたくさんあります。それは宣教師とともに,人々が信仰を育み,悔い改めたいという望みを持ち,聖約を交わす備えをし,終わりまで堪え忍ぶことができるようにフォローアップすることを意味しています。……

わたしたちがフォローアップをするならば,主はわたしたちを失望させるようなことはなさいません。世界中の教会員が証に突き動かされて勧め,忠実にフォローアップすることを通して,言葉にできないほどの喜びがもたらされるのを,わたしは目の当たりにしてきました。」(M・ラッセル・バラード,「フォローアップ」『リアホナ』2014年5月号,79‐80)