教会放送用の音声バックアップソリューション

最終更新:2020年1月7日11時40分

インターネットのストリーム配信または衛星放送がうまくいかない場合,音声バックアップ設備が利用できます。地域によっては,音声バッックアップによる電話回線を通してのみ,幾つかの言語の放送を聴くことが可能です。一部の機器(例えば,EJ-Rなど)を除く,以下に記載されている機器の大半は,地元施設管理(FM)グループから提供されます。

一般的な放送の手順

教会本部からの大半の言語放送は,電話回線を通して送られてきます。だれかが電話をかけて(電話に関する情報は後に書かれています)音声放送に接続しようとすると,次のいずれかの状態になります――

  • 電話をかけた人は,希望した言語放送へ直に接続される。または,
  • 電話をかけ直すための電話番号をオペレーターに尋ねられる。

ほとんどの国際電話では,オペレーターが電話をかけ直して音声放送を流す方が安く済みます。

トップに戻る

必要な機器

  • マイクのコード
  • 電話料金に制限がない電話回線
  • 有線電話(無線電話や,受話器にダイヤルが付いているタイプのものは作動しません)
  • 電話のコード
  • TTAIB(図1)または EJ-10(図 2)
  • 利用可能なマイク,または礼拝堂音響システムへの入力線
  • ミキサー(任意)

トップに戻る

TTAIBを使って放送を受信する

TTIAD装置
  1. 放送の受信者は,TTAIBボックス(約10センチの四角い箱)を設置してください。箱の中には,TTAIB,万国共通の電源コード,電話線,音声パッチケーブルが入っているはずです。
  2. 建物内の電話料金に制限がない電話回線に接続されていて,使用できる電話(受話器にダイヤルのないもの)が必要です。通常,ビショップ室または書記室にあります。衛星放送やオーディオ機器を収納している棚の中や近くにある場合もあります。
  3. TTAIBは電話の近くのカウンターに設置してください。
  4. コードを受話器から抜いてTTAIBのいちばん上のコネクターに差し込みます。
  5. TTAIBボックスから出ていてるコイル状の電話コードの一方をTTAIBのいちばん下のコネクターに差し込み,もう一方を受話器に接続します。(注――標準の電話セットを使う代わりに,同梱のケーブルを使ってTTAIBを携帯電話に接続することもできます。)
  6. 音響システムに接続する方法は二通りあります――(1)TTAIBマイクの出力端子を礼拝堂の音響システムのマイク入力に接続する。または,(2)TTAIBのライン出力を礼拝堂の音響システムのライン入力に接続する。注――すべての礼拝堂の音響システムにライン入力が備わっているわけではありません。ある場合は通常,説教壇の左側にあります。
  7. TTAIBを音響システムに接続したら,TTAIBの電源コードを差し込むことができます。
  8. 適切な場所に電話することにより,音声放送に接続することができます――
    • 地元のバックアップ(ステーク大会)の場合,その行事のための電話番号が設定されます。
    • 本部の行事(一般放送または地域の放送)の場合,ヘルプデスクに電話をかけることができます。電話番号は1-801-240-3454,オプション2です。ヘルプデスクは,電話を適切な音声バックアップ言語ブリッジに転送します。
  9. 電話がつながったら受話器を置いてください。電話を切ったり,受話器を受け台に乗せたりすると,通話が切れてしまいます。注――一つの建物内で複数の言語音声バックアップを受けることはできますが,それぞれのバックアップに別々の電話回線,TTAIB,独立した音響システムが必要です。集会所の音響システムの古さにより,このために利用できる独立した音響システムが初等協会や扶助協会の教室にある場合があります。

トップに戻る

EJ-10を使って放送を受信する

EJ-10装置
  1. 放送信号の受信者は,EJ-10複合入力アダプターボックス(図2参照)を設置してください。注――EJ-8には電話が接続されていないため,放送を受信することができません。
  2. このプロセスには,建物内の電話料金に制限がない電話回線に接続されている,使用できる電話(受話器にダイヤルのないもの)が必要です。通常,ビショップ室または書記室にあります。衛星放送やオーディオ機器を納めている棚の近くにある場合もあります。
  3. 電話線を電話機から抜きます。
  4. 電話線をEJ-10の「電話線へ(To Telephone Line)」ポートに接続します。
  5. EJ-10に接続された電話線を「電話機(To Telephone Set)」ポートから電話機に接続します。
  6. 「マイク出力ケーブル(Microphone Output Cable)」をいずれかの音響システム入力に接続します。図2のEJ-10を参照してください。
  7. 適切な場所に電話することにより,音声放送に接続することができます――
    • 地元のバックアップ(ステーク大会)の場合,電話番号がその行事のために設定されます。
    • 本部の行事(総大会または地域の衛星放送)の場合,ヘルプデスクに電話をかけることができます。電話番号は 1-801-240-3454,内線 2です。ヘルプデスクは,かかってきた電話を適切な音声バックアップ言語接続に転送します。
  8. 「電話スイッチON-OFF(Telephone Switch ON-OFF)」を「ON」にすると,電話がつながりますので,受話器を置くことができます。
    注――これはEJ-10にのみ適用します。その他の機器の場合は,受話器を置くと接続が切れてしまいます。
  9. EJ-10の音量用のつまみは,受信する音声の音量を調節するためのものです。
    注――一つの建物内で複数の言語音声バックアップを受けることはできますが,それぞれのバックアップに電話回線,EJ-10,独立した音響システムが必要です。集会所の音響システムの古さにより,この目的で利用できる独立した音響システムが初等協会や扶助協会の教室にある場合があります。

トップに戻る

EJ-10を使って放送を送信する

  1. 放送の送信者は,EJ-10を設置する必要があります(図2参照)。
  2. 建物内の電話料金に制限がない電話回線に接続されていて,使用できる電話が必要です。通常,ビショップ室または書記室にあります。衛星放送やオーディオ機器を収納している棚の中にある場合もあります。
  3. 電話線を電話機から抜きます。
  4. 電話線をEJ-10の「電話線(To Telephone Line)」ポートに接続します。
  5. 「電話機(To Telephone Set)」ポートを,EJ-10に接続されている電話線を使って電話機に接続します。
  6. 音響システム音声出力をEJ-10の補助入力のいずれかに接続します。音声は以下のいずれからも出力できます――
    • 礼拝堂音響システムからのラインレベル出力(RCAジャック)。この出力は通常,説教壇の左側や聖餐台の下,書記用机の上にあります。
    • 難聴者用受信機。
    • 衛星ラックの前面にある音声出力ジャック。
  7. 送信中の放送の音量をさらにコントロールしたい場合は,小さい調整卓を通して音響システムをEJ-10に接続するとよいでしょう。小さなミキサーとケーブルキットはPoll Soundで購入できます(ケーブルキットにはEJ-Rが含まれています)。接続している建物から放送先の建物に電話をかけます。
  8. 接続したら「電話スイッチON-OFF(Telephone Switch ON-OFF)」を「ON」にします。すると,電話がつながりますので,受話器を置いてもかまいません。注――これはEJ-10にのみ適用します。その他の機器の場合は,受話器を置くと接続が切れてしまいます。

トップに戻る

EJ-R 1を使って放送を送信する。

EJ-R装置

 

 

 

 

 

 

  1. 放送の送信者は,EJ-Rボックスを設置する必要があります(図3参照)。EJ-Rに関する情報はhttp://www.emtechelectronics.com/products/multi-input-audio-adapters/ej-r/にあります(このサイトは教会所有のサイトではありません)。
  2. 電話料金に制限がない電話回線が必要です。通常,ビショップ室または書記室,衛星放送機器を収納している棚の中にあります。
  3. 電話機は電話ジャックに接続します。
  4. 受話器は電話機から外します。
  5. 電話線を使って,電話機の基盤の受話器ポートとEJ-Rの基盤ポートを接続します。
  6. 別の電話線を使って,受話器をEJ-Rの受話器ポートに接続します。
  7. 音響システムをEJ-Rに接続します。
    • 音量をさらにコントロールしたい場合は,小さい調整卓を通して音響システムをEJ-Rに接続することができます。小さなミキサーとケーブルキットはPoll Sound(ケーブルキットにはEJ-Rが含まれています)で購入できます。または,
    • 音響システム用の適切なアダプターケーブルをEJ-Rに接続することができます。RCAから標準フォーンプラグへの変換ケーブル,またはモノラルミニプラグから標準フォーンプラグへの変換ケーブルを使います。または,音響システム出力からEJ-Rまでの変換ケーブルとしてEJ-8(マルチ変換ボックス)を使うこともできます。
  8. 音響システムに接続したら,EJ-Rにつなぐ電源コードを差し込みます。
  9. 受話器は置いたまま,受信側が送信側に電話をかけて接続します。
  10. 受信側と接続されたら受話器を下に置いてかまいませんが,電話が切れてしまうので,受け台には乗せないでください(図3,EJ-R参照)。

トップに戻る