総大会
新型コロナウイルス感染症と神殿
2021年4月総大会


新型コロナウイルス感染症と神殿

何にも増して神殿の聖約と祝福を思いと心にとどめてください。交わした聖約に忠実であってください。

愛する兄弟姉妹の皆さん,わたしたちは霊的なごちそうを味わいました。全ての大会の祈りとお話,音楽に心から感謝しています。様々な場所から参加してくださったお一人お一人に感謝します。

昨年の初め,新型コロナウイルスのパンデミックのため,また善良な世界の民でありたいという望みから,わたしたちは一時的にすべての神殿を閉鎖しました。その後数か月の間に,わたしたちはきわめて慎重に,徐々に神殿を再開するべきだという霊感を受けました。現在,神殿は地元政府の規制と安全手順を厳密に遵守しつつ,4つの段階で開いています。

第1段階の神殿では,自身のエンダウメントを以前に受けている,ふさわしい夫婦が夫と妻として結び固めを受けることができます。

第2段階の神殿では,自身のエンダウメント,夫婦の結び固め,親子の結び固めを含む,生者のためのすべての儀式が執行されています。最近,第2段階の条件が修正され,限定推薦状をもつ青少年や新会員などの会員が自身の先祖のための身代わりのバプテスマに参加できるようになりました。

第3段階の神殿では,予約をした会員は,生者のための儀式だけでなく,亡くなった先祖のためのすべての身代わりの儀式にも参加できます。

第4段階では,通常の神殿活動に完全に戻ります。

変化を伴う,この困難な時期における皆さんの忍耐と献身的な奉仕に感謝します。神殿で礼拝し奉仕したいという皆さんの望みが,以前にも増して明るく燃えるよう祈ります。

さて,皆さんは,いつ神殿に戻れるのだろうと思っていることと思います。お答えします。地元政府の規制が緩和されたときに神殿は開きます。地元における新型コロナウイルスの感染者数が安全限度を下回れば,神殿は再開します。地元における新型コロナウイルスの感染者数を下げ,神殿参入の機会を増やすために,できることをすべて行ってください。

同時に,何にも増して神殿の聖約と祝福を思いと心にとどめてください。交わした聖約に忠実であってください。

わたしたちは今,将来に備えているのです!現在,41の神殿が建設中または改修中です。つい昨年,パンデミックにもかかわらず,21の新たな神殿の鍬入れが行われました。

わたしたちは,主の宮をさらに会員の近くに建設し,会員が状況の許す限り頻繁に神殿に参入する神聖な特権にあずかれるようにしたいと思います。

20の神殿の建設計画を発表するにあたり,人生をささげ今日この歴史を作った,過去,そして現在の開拓者を思い,称賛します。建設地は次の通りです。ノルウェー,オスロ;ベルギー,ブリュッセル;オーストリア,ウィーン;ガーナ,クマシ;モザンビーク,ベイラ;南アフリカ,ケープタウン;シンガポール共和国,シンガポール;ブラジル,ベロオリゾンテ;コロンビア,カリ;メキシコ,ケレタロ;メキシコ,トレオン;モンタナ州ヘレナ;ワイオミング州キャスパー;コロラド州グランド・ジャンクション;ニューメキシコ州ファーミントン;アイダホ州バーリー;オレゴン州ユージーン;ネバダ州エルコ;カリフォルニア州ヨーバ・リンダ;ユタ州スミスフィールド。

イエス・キリストの福音の完全な回復において,神殿は必要不可欠なものです。神殿の儀式はわたしたちの生活を,ほかの方法では得られない力と強さで満たしてくれます。神が神殿の祝福をくださることに感謝します。

この大会を閉じるにあたり,皆さんへの愛を改めてお伝えします。神が皆さん一人一人に祝福を注ぎ,見守ってくださるよう祈ります。わたしたちはともに主の神聖な奉仕に携わっています。勇気をもって,主の栄えある業を押し進めましょう。イエス・キリストの御名により祈ります,アーメン。