集会所の玄関ロビーにある救い主をテーマにした絵は,教会員がどなたを礼拝しているかを示している

提供者: カミーユ・ウェスト,ChurchofJesusChrist.org チャーチニュース

  • 2019年12月2日

集会所の玄関ロビーに救い主の絵を飾るなどの最近の取り組みにより,イエス・キリストがわたしたちの礼拝の中心であることが末日聖徒と訪問者にうまく伝わっています。

記事のハイライト

  • 玄関ロビーにある救い主をテーマにした絵は,キリストが教会員の礼拝の中心であることを証しています。

末日聖徒イエス・キリスト教会の集会所に入って,まず目に入るのは何でしょうか。それを見てどう感じますか。教会の玄関ロビーとエントランスは,教会員がどなたを礼拝していることを訪問者に伝えているでしょうか。

この質問は,ラッセル・M・ネルソン大管長が行った以下の事柄を肝に銘じるようにとの呼びかけにこたえて最近行われている取り組みの背景にあります。「イエス・キリストは主の教会の中心であられます。わたしたちは主を生活の中心に置くように努めるとき,祝福を受けるでしょう。」(大管長会からの手紙,2019年5月5日付参照

大管長会から来た手紙は,必要な場所に新しい絵を飾ることは認可されていることを,ステーク会長とビショップに通知しています。施設マネージャーは,地元の指導者と調整して集会所の玄関ロビーと中央エントランスを調べ,そのうえで,そこに入るすべての人にイエス・キリストがわたしたちの礼拝の中心であることを証する霊的で敬虔な雰囲気が満ちるように変更を行ってください。

これを施行するために,この手紙に添付されている指針には,集会所の玄関ロビーに救い主をテーマにした絵を飾り,掲示板や額,その他妨げになるものは撤去するかほかの場所に移し,備品の年次評価を行うようにという施設マネージャーへの勧告が記載されています。

この変更を行うことによって集会所に来る人が皆,価値ある礼拝をして聖餐と安息日に対する敬虔さを深めるようになることを指導者たちは望んでいます。

「これは単に絵を取り換えるだけの取り組みではありません」とジェラルド・コセー管理ビショップは言っています。「これによって,わたしたちの信仰の中心が救い主にあるということを集会所に来る人全員にさらによく分かってもらうのです。」

ここに挙げているのは,救い主の絵のある末日聖徒の集会所の玄関と,そうでない末日聖徒の集会所の玄関の画像です。推奨されている変更を行うとイエス・キリストに心を向けられるようになることが,これを見ると分かります。

集会所は安息日の礼拝にとって大切で,神殿のようなものです。神殿ではあらゆる調度品が平安と礼拝,敬虔な雰囲気を醸し出しています。清潔で居心地が良く,敬虔な環境で礼拝する方が救い主に心を向けやすくなります。

十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老は,日曜日に集会所に入るとき,つまり,「教会で会員が最も一般的に受けている儀式」を「戒めによって」受けるために集うときに,「一週間の中で最も神聖な時間 」と称する時間のための備えが始まると言っています。聖餐とは,「神聖で,明快で,広く認められた毎週の 礼拝の中心」であるとホランド長老は教えているのです(「見よ,神の小羊」2019年4月の総大会)。

わたしたちは日曜日に集会所に入るとき,聖餐会,つまり,「神聖で,明快で,広く認められた毎週の 礼拝の中心」であるとジェフリー・R・ホランド長老が教える集会の備えをしています。

わたしたちにできる5つの方法

聖餐を受けるために集う場所の物理的,霊的な雰囲気を作る責任が自分にあることを自覚すると,自分やほかの人たちの心を救い主に向けやすくなるでしょう。そのような雰囲気を作るためにわたしたち一人一人ができる方法を5つ挙げます。

1.出入りや移動を敬虔な態度で行う。

主は言われました。「わたしの名を呼〔ぶ〕……者が皆集まり,聖なる場所に立〔つべきである。〕」(教義と聖約101:22)奉献された教会の集会所は主のものですから,主の聖なる家の一つに入るとき,わたしたちは主に招かれた客なのです。

建物の出入りや教室の移動を行うときには,ほかの集会が行われていることを意識しなければなりません。廊下やエントランスが騒がしいと,ほかの人が御霊の声に耳を傾けたり御霊を感じたりする妨げになるかもしれません。

教会には,ほかのユニットと集会所を共有しているワード支部がたくさんあります。建物の出入りや教室の移動を行うときには,ほかの集会が行われていることを意識しなければなりません。廊下やエントランスが騒がしいと,ほかの人が御霊の声に耳を傾けたり御霊を感じたりする妨げになるかもしれません。例えば,玄関ロビーにいる人が,聖餐を受けるのを待っていたり,話を聞こうと努めていたりすることもあるのです。

2.親しみを込めて歓迎する

教会の集会の外には訪問者歓迎の看板が出ています。教会のウェブサイトComeUntoChrist.orgでは,教会員と一緒に日曜日の集会に出席するよう勧めています。これは,「信じ,なじみ,なる」という3段階の誘いの一つです。子供や友人,召しに気が取られて難しいかもしれませんが,訪問者によく気を配るようにしてください。彼らは教会の教えや部屋の配置,礼拝行事の時間割がよく分からないかもしれないのです。救い主であればなさるであろう方法であいさつし,歓迎してください。

救い主であればなさるであろう方法で訪問者にあいさつし,歓迎してください。彼らは教会の教えや部屋の配置,礼拝行事の時間割が良く分からないかもしれないのです。

3.敬意をもって付き合う

この総大会の話でホランド長老は,「使徒としてわたしたちはお願いします。教会堂の神聖な場所での騒音を減らしてください」とも言っています。

「わたしたちは雑談が大好きですし,雑談はするべきです。それは教会に出席する喜びの一つです。しかし,礼拝のために奉献された特別な場所では望ましくありません。祈りや啓示や平安があるはずの場所に時折騒がしく敬虔でない態度が見られることに,教会員でない訪問者がショックを受けているのではないかと,わたしは心配しています。」(「見よ,神の小羊」)

敬意をもって人と付き合うと,自分もほかの人も,集会所で救い主に心を向けることができるようになります。

4.妨げとなるものを排除することを考える

ステーク評議会またはワード評議会の構成員は,妨げとなるものを玄関ホールから撤去できるかどうかを(ステーク/地方部会長およびビショップ/支部会長の指示の下で)話し合うことを考えてください。

例えば,発表事項のほとんどを印刷物または電子メールで通知して聖餐会の時間を使わないようにとビショップリックが勧告されているように(『手引き 第2部』18.2.2.2),ワード/支部の活動を知らせるポスターやイーゼルは(特に,すでに印刷物や電子メールで通知してあるものについては),建物の別の場所に移すか撤去した方がいいかもしれません。

救い主に心を向ける方法の一つは,妨げとなるものを玄関ホールから撤去することです。ポスターやイーゼルを建物の別の場所に移してもいいですし,そこに記載されている内容を印刷物や電子メールで通知することにしても結構です。

5.教会の建物の掃除と手入れに携わる

奉仕し,犠牲を払って教会の建物の掃除と手入れに携わることによって,神聖な場所で集会に出席する祝福にあずかることができます。掃除の割り当てがあるときには青少年と子供に参加を呼びかけ,主の家と備品を手入れすることの大切さについて彼らと話し合ってください。

掃除の割り当てがあるときには青少年と子供に参加を呼びかけ,主の家と備品を手入れすることの大切さについて彼らと話し合ってください。