ファミリーサーチで外国語話者の需要が高まる

  • 2011年2月5日

記事のハイライト

  • 2006年以来12万2,000人のボランティアが5億4,800万の記録の索引を作成しました。
  • いろいろな言語の記録の数はその言葉を話す索引作成者の数をはるかに上回っています。
  • ボランティアは30分以下で容易に,記録の「バッチ」を完成させていきます。

「索引作成は英語の名前でないものがますます増えています」とファミリーサーチの製品マーケティングマネージャーのジム・エリクソンは話します。

世界中の人々が自分の先祖を探しています。

そして,ある人々は世界中でその探求を可能にしています。

2006年にオンラインで紹介されて世界中のボランティアにより強化されたファミリーサーチ索引は,記録そのもの(マイクロフィルムに見られるような)を入手し,それに含まれている情報を検索できるオンラインデータベースに入力するというプロセスです。

12万2,000人の末日聖徒と末日聖徒ではない活発な索引作成者は,開設以来5億4,797万8,000の記録を完了し,ファミリーサーチ索引はすばらしい成功を遂げています。しかしながら索引を調整する人々には,英語以外の言語で記録の索引を作成するという新しい目標があります。

「索引作成は英語の名前でないものがますます増えています」とファミリーサーチの製品マーケティングマネージャーのジム・エリクソンは話します。「異なった言語を話す人々にもっと参加してもらい,英語以外の名前についてもっと効果的に行えるようにしようとしています。」

英語の記録の索引を作成することも増え続けていますが,海外の記録の伸びはそれをはるかに上回っています。より多くの政府や記録管理者がファミリーサーチが提供するサービスを知るようになるにつれて,プロジェクトはより多くの国々から利用できるようになります,とエリクソン兄弟は語ります。

最初にファミリーサーチ職員は政府,図書館やその他の資料から記録を入手してデジタルコピーを作成します。これらのコピーは「バッチ」と呼ばれる小さなグループに集められ,ボランティアがオンラインで利用できるようになります。ボランティアはファミリーサーチにログインし,ひとつのバッチをダウンロードし,画面上に現れるデータを入力します。そのデータはのちに家族歴史探究者により広く利用可能となります。それぞれのバッチはボランティアが約30分で完成させることのできるように編集したものです,とファミリーサーチの索引作成プロジェクトコーディネーター,ケイティ・ゲールは話します。

ファミリーサーチの索引作成に参加できるボランティアは母国語が英語(サイトは現在7ヶ国語で,プロジェクトは11ヶ国語で利用可能)ではなくても,伝道奉仕,学校または他の訓練などで外国語の技能を持つ人も含まれます。 

住んでいる国や奉仕している国でプロジェクトが利用可能ではなくでも,同じ言語を話している国からであれば利用可能です。

キエフ・ウクライナ神殿建設中,ウクライナの聖徒たちは神殿が完成するに当たってそこへ持って行く名前を探して索引を作成するという取り組みに参加しました。神殿が奉献されるまでにウクライナ,ロシア,北・南アメリカ,そしてヨーロッパからの401名の索引作成者がこのキエフプロジェクトで働き,聖徒たちは20万のウクライナ人の名前を神殿に持って行くことができました。

ある地域で索引作成の業が進むと,索引バッチを提供するファミリーサーチの担当者はその地域の伸びと,その地方に関連したプロジェクトの始動を早める可能性のあるところとして確認します。

現在の検索作成の速度では,いくつかの国では現在提供されたバッチを完成させるのに最長10年かかるかもしれません―したがってさらなる索引製作者が必要なのです。英語以外の多くのバッジは完成するのに平均2年から6年かかります。

「もしプロジェクトが長々と続けられれば誰にとっても価値はありません」とファミリーサーチ・検索作成オペレーションマネージャーのポール・スターキーは話します。「検索作成のそもそもの目的はこれらの(電子化された)記録を提供し,人々がその先祖を見つけられるようにすることです。このプロジェクトが迅速に進むように努力しています。」

教会はグラニット山記録保管庫に,系図記録を含む2,400万巻あまりのマイクロフィルムを所有しています。これは1500万あまりの記録が索引作成を待っているということです。数えきれない他の記録も世界中に存在しています。

「(名前と個人の記録を見つけること)は探究者の心を先祖に向ける経験です」とエリクソン兄弟は言います。「教会員は索引作成された情報を使って,自分たちの先祖の家系を文書で記録し,神殿の救いの儀式のために提供することができます。」

コンピューターにアクセスするならだれでも検索作成という単純作業に参加できますが,その重要性が過小評価されてはいけません,とゲールは言います。「もし索引作成を家族歴史の壮大なビジョンで見るならば,索引作成とさらなるボランティアの必要性が分かるでしょう。」

「わたしたちは索引作成のためにもっと人が必要です」とエリクソン兄弟は言います。「そして教会員であろうとなかろうと友達や家族にこのプログラムのことを伝えるようにとお願いしています。これは教会員に限られたことではないのです。みんなで共通のゴールに向かって励めば楽しい交流となります。」