神権の力を授かる

姉妹から姉妹へ:会長会からのメッセージ

わたしたちは,神権についてや,女性にとって神権とはどのようなものかについて多くの質問を受けます。教会のふさわしい男性は神権の職に聖任されており,権限を与えられた場合に儀式を執行するなど,神聖な職にかかわる特別な義務と責任を負っています。しかし,末日聖徒の間における神権の概念は,神権の職よりもはるかに広い意味を持ち,聖約を交わし,召しに任命された男女両方に適用されます。2019年5月2日に,末日聖徒イエス・キリスト教会の扶助協会が共催したBYU女性大会で,わたしたちはこのテーマについてお話ししました。

第一に,女性にとって神権の力を授かるとはどういう意味でしょうか。

授かるとは,贈り物を与えられるという意味です。この場合,神権の力という贈り物です。これにより,贈り物が与えられる前よりも優れた自分になることができます。

神権の力の目的は,皆さんがイエス・キリストの贖いの犠牲による恵みにあずかり,さらに主に似た者となれるようにすることです。神の神権の力により,皆さんは啓示を受けて,神のみもとへ戻ることにつながる決断を下し,救いの業を成し遂げられるようになるのです。

第二に,女性はどのようにして神権の力にあずかることができるのでしょうか。

すべての女性は,バプテスマと神殿の聖約を通して神権の力にあずかることができます。これらの聖約を忠実に守るなら,皆さんは神権の力を授けられます。

わたしたちは,女性が「わたしの家には神権がないのです」と言うのを耳にするたびに,いつも悲しく感じます。つまりこの女性は,自分の家庭には神権の職に聖任されている人がだれもいないと言っているのです。ぜひ知っていただきたいのは,独身の女性や,ご主人が神権の職に聖任されていない女性も,神権の権能や祝福から切り離されているわけではないということです。主との聖約を守ろうと努めている姉妹たちは,自分の家庭の神権の力の源になることができるのです。

第三に,神権の力を「受ける前と受けた後」ではどのように違うのでしょうか。

バプテスマと神殿の聖約を神と結び,聖約を守る努力をし続けると,皆さんは違ったものになります。これが聖約の本質です。神に仕え,神の戒めを守るなら,神は皆さんの心を変え,神の業を成し遂げる助けになる力を賜物として与えてくださいます。

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「神権の力を授けられた」ことで,どのような助けが得られましたか。皆さんの声をお聞かせください。ソーシャルメディアページにコメントする:

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