聖文
教義と聖約98


第98章

千八百三十三ねんがつむい,オハイオしゅうカートランドにおいて,げんしゃジョセフ・スミスをとおしてあたえられたけい。このけいは,ミズーリのせいたちにたいしてはくがいがあったためにくだされたものである。ミズーリしゅうていじゅうするきょうかいいんぞうしたことが,ほかのいちていじゅうしゃにとってもんだいとなった。かれらはせいにんずうせいてきまたけいざいてきえいきょうりょく,さらにぶんてきまたしゅうきょうてきちがいにきょうかんじたのである。千八百三十三ねんがつぼうきょうかいさんがいくわえ,二人ふたりきょうかいいんにタールをってとりはねけ,せいがジャクソンぐんから退たいきょするようようきゅうした。ミズーリでのもんだいについて,しょうらせが(およそ千四百五十キロはなれていた)カートランドのげんしゃとどいていたことはうたがいもないが,かれは,けいによらなければ,そのたいじゅうだいさをこのることはできなかったはずである。

1-3せいたちのなんは,かれらのえきとなる。4-8せいたちは,くにごうけんてきほうりつようしなければならない。9-10しょうじきで,けんめいで,ぜんりょうひとびとえんし,かれらがこうしょくくようにしなければならない。11-15しゅたいにおいてぶんいのちてるものは,えいえんいのちるであろう。16-18せんそうほうして,へいせんげんしなさい。19-22カートランドのせいたちはめをけ,あらためるようにめいじられる。23-32しゅたみこうむはくがいなんについて,しゅりっぽうあきらかにされる。33-38せんそうは,しゅめいじられるときにのみただしいとされる。39-48せいたちはてきゆるさなければならない。てきあらためるならば,かれらもしゅほうふくまぬがれるであろう。

1 まことに,わたしはともであるあなたがたにう。おそれてはならない。こころなぐさめをなさい。まことに,いつもよろこび,すべてのことについてかんしゃしなさい。

2 にんたいづよしゅのぞなさい。あなたがたのいのりはサバオスのしゅみみたっしており,このふういんあかしをもってろくされているからである。すなわち,いのりがかなえられることを,しゅちかってさだめた。

3 それゆえ,しゅは,いのりはかなえられるというへんせいやくをもって,あなたがたにやくそくあたえる。また,あなたがたをくるしめたすべてのことは,あなたがたのえきのために,またわたしのえいこうのためにともにはたらく,としゅう。

4 さて,まことに,わたしはくにほうりつについてあなたがたにう。わたしのおもいは,わたしのたみが,わたしのめいじることをなんであろうとすべてつとめておこなうことである。

5 けんぽうにかない,けんとっけんすることによってそのゆうげんそくするくにほうりつは,ぜんじんるいのものであり,わたしのまえせいとうみとめられる。

6 それゆえ,あなたがたと,わたしのきょうかいのあなたがたのきょうだいたちが,くにごうけんてきほうりつようすることを,しゅなるわたしはただしいとする。

7 にんげんほうりつかんしては,これじょうのもの,あるいはこれのものはなんであろうと,あくからるのである。

8 しゅなるかみであるわたしはあなたがたをゆうにする。それゆえ,あなたがたはほんとうにゆうである。そして,ほうりつもあなたがたをゆうにする。

9 それにもかかわらず,じゃあくものおさめるとき,たみなげかなしむ。

10 それゆえ,しょうじきひとびとけんめいひとびとねっしんさがもとめなければならない。そして,ぜんりょうひとびとけんめいひとびとえんするようにつとめなければならない。そうでなければ,これらにおとるものはなんであろうと,あくからる。

11 また,わたしはあなたがたにいましめをあたえる。あなたがたはすべてのあくて,すべてのぜんかたまもらなければならない。また,かみくちからひとひとつのことによってきなければならない。

12 かみちゅうじつものたいして,おしえにおしえ,くんかいくんかいあたえるからである。そして,わたしはこれによってあなたがたをこころ,あなたがたをためそう。

13 また,わたしののために,わたしのたいにおいてぶんいのちてるものは,ふたたびそれをいだすであろう。すなわち,えいえんいのちいだすであろう。

14 それゆえ,あなたがたのてきおそれてはならない。あなたがたがふさわしいとみとめられるように,いたるまでもわたしのせいやくなかにとどまるかどうか,あらゆるてんであなたがたをためことを,わたしはこころうちさだめたからである,としゅう。

15 もしあなたがたがわたしのせいやくなかにとどまらなければ,あなたがたはわたしにふさわしくないからである。

16 それゆえ,せんそうほうして,へいせんげんしなさい。そして,そんこころをそのせんに,またせんこころそんけるようにねっしんつとめなさい。

17 さらにまた,ユダヤじんこころげんしゃたちに,またげんしゃたちのこころをユダヤじんけるようにねっしんつとめなさい。これは,わたしがて,のろいをもってぜんち,すべてのにくなるものがわたしのまえくされることのないためである。

18 あなたがたのこころさわがせないようにしなさい。わたしのちちいえにはまいがたくさんあり,わたしはあなたがたのために一つのしょようしたからである。そして,わたしのちちとわたしがいるところに,あなたがたもいるであろう。

19 よ,しゅなるわたしは,カートランドのきょうかいにいるおおくのものよろこんでいない。

20 かれらはぶんつみと,そのわるみちと,そのこころたかぶりと,そのどんよくと,そのすべてのにくむべきことをてず,わたしがかれらにあたえたことえいえんいのちことしたがっていないからである。

21 まことに,わたしはあなたがたにう。かれらがあらためて,わたしのったすべてのことをまもらなければ,しゅなるわたしはかれらをらしめ,わたしのほっすることをおこなおう。

22 さらにまた,わたしはあなたがたにう。あなたがたがわたしのめいじることをなんであろうとつとめておこなならば,しゅなるわたしは,あなたがたからすべてのいかりといきどおりをこう。そして,ごくもんもあなたがたにつことはない。

23 さて,わたしはあなたがたのぞくについてあなたがたにう。もしひとびとが一,あなたがたや,あなたがたのぞくっても,あなたがたがにんたいづよくそれにえて,かれらをののしったり,かえしをしようとしたりしなければ,あなたがたはむくわれるであろう。

24 しかし,もしもにんたいづよくそれにえなければ,それはあなたがたにたいしてただしいますとしてはかられたものとなされる。

25 さらにまた,もしてきさいあなたがたをっても,あなたがたがそのてきをののしらず,にんたいづよくそれにえるならば,あなたがたのむくいは百ばいになる。

26 さらにまた,もしてきが三としてあなたがたをっても,あなたがたがにんたいづよくそれにえるならば,あなたがたのむくいはさらに四ばいばいされる。

27 そして,もしてきあらためなければ,これら三しょうかれめるものとなり,られることはない。

28 さて,まことに,わたしはあなたがたにう。そのてきがわたしのほうふくまぬがれて,わたしのまえさばきをけることがなければ,かれがもうあなたがたや,あなたがたのぞくを,まことにあなたがたのどもたちのそんを三だい,四だいいたるまでおそわないよう,あなたがたはわたしのによってかれけいこくしなければならない。

29 それでも,もしてきがあなたがたや,あなたがたのどもたち,あるいはあなたがたのどもたちのそんを三だい,四だいいたるまでおそうならば,わたしはあなたのてきをあなたのわたす。

30 そして,それでもあなたがかれようしゃするならば,あなたはそののゆえにむくわれ,またあなたのどもたちと,あなたのどもたちのそんも三だい,四だいいたるまでむくわれるであろう。

31 しかしながら,あなたのてきはあなたのうちにある。そこで,あなたがかれおこないにおうじてかれむくいるならば,あなたはとされる。もしかれがあなたのいのちをねらい,あなたのいのちかれによってけんにさらされるならば,あなたのてきはあなたのうちにあり,あなたはとされる。

32 よ,これは,わたしのしもべニーファイと,あなたのせん,ヨセフ,ヤコブ,イサク,およびアブラハム,ならびにわたしのむかしげんしゃたちと使たちすべてにわたしがあたえたりっぽうである。

33 さらにまた,わたしがむかしのわたしのたみあたえたりっぽうは,つぎのとおりである。すなわち,しゅなるわたしがめいじないかぎり,わたしのたみは,いかなるこくみんぞくこくたみみんぞくたいしてもたたかうためにってはならない。

34 また,いかなるこくみんこくたみみんぞくからせんせんされようとも,わたしのたみは,まずそのみんぞくこくみんこくたみへいはたかかげなければならない。

35 そして,もしそのひとびとへいもうれず,二も,三れなければ,わたしのたみはこれらのしょうしゅまえってなければならない。

36 すると,しゅなるわたしはかれらにめいじて,かれらがそのこくみんこくたみ,あるいはみんぞくたたかうためにくことをただしいとする。

37 そして,かれらと,かれらのどもたちと,かれらのどもたちのそんが,そのすべてのてきたいして三だい,四だいにわたってほうふくするまで,しゅなるわたしはかれらのたたかいをたたか

38 よ,これはわたしのまえとされるためのすべてのたみたいする一つのはんれいである,としゅなるあなたがたのかみう。

39 さらにまた,まことに,わたしはあなたがたにう。もしあなたのてきはじめてあなたをおそったのちかれあらためて,ゆるしをうてあなたのもとにるならば,あなたはかれゆるして,それをもうあなたのてきたいするしょうとしてはならない。

40 も,三どうようにしなさい。あなたのてきがあなたにたいしておかしたあやまちをあらためるたびに,七の七十ばいまで,あなたはかれゆるさなければならない。

41 もしかれがあなたにたいしてあやまちをおかし,さいしょあらためなくても,それでも,あなたはかれゆるさなければならない。

42 もしかれさいあなたにたいしてあやまちをおかし,あらためなくても,それでも,あなたはかれゆるさなければならない。

43 もしかれが三あなたにたいしてあやまちをおかし,あらためなくても,あなたはまたかれゆるさなければならない。

44 しかし,もしかれが四あなたにたいしてあやまちをおかすならば,あなたはかれゆるすことなく,これらのしょうしゅまえってなければならない。かれあらためをして,あなたにたいしてあやまちをおかしたすべてのことにかんしてあなたに四ばいむくいるまで,それらはられないであろう。

45 もしかれがこれをおこなうならば,あなたはごころからかれゆるさなければならない。また,もしかれがこれをおこなわなければ,しゅなるわたしがあなたのてきに百ばいほうふくをしよう。

46 また,かれどもたちと,かれどもたちのそん,すなわちわたしをにくむすべてのものそんに,だい,四だいいたるまでそうしよう。

47 しかし,そのどもたち,あるいはそのどもたちのそんあらためて,かれらのこころくし,かれらのせいりょくおもいとちからくしてしゅなるかみかえ,そしてかれらがおかした,あるいはかれらのちちおかした,あるいはかれらのちちせんおかしたすべてのあやまちについて四ばいかえすならば,そのとき,あなたはいきどおりをかなければならない。

48 そして,ほうふくはもうかれらにおよぶことはなく,かれらのあやまちがかれらにたいするしょうとしてしゅまえされることはけっしてない,としゅなるあなたがたのかみう。アーメン。